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2025/07/19

パーソナルトレーニングを軸に選ぶべき理由|ヨガ・ピラティスとの徹底比較

パーソナルトレーニングを軸に選ぶべき理由|ヨガ・ピラティスとの徹底比較

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パーソナルジムARCS代表 上坂 裕一
監修:パーソナルジムARCS代表 上坂 裕一

▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等

病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立

監修者のご紹介はこちら

みなさんこんにちは。

パーソナルジムARCSの塚本です。


「今年こそは本気で体を変えたい!」
そう決意してフィットネスジムのウェブサイトを眺めてみると、トレーニング、ヨガ、ピラティス、キックボクシング…と、あまりにも多くの選択肢に圧倒されてしまった経験はありませんか?


特に、「トレーニング」「ヨガ」「ピラティス」の3つは、女性を中心に人気が高く、どれも魅力的に見えます。

しかし、それぞれが持つ目的や効果は根本的に異なり、あなたの「なりたい姿」によって選ぶべきものは大きく変わってきます。


もしあなたが、「ただ痩せるだけでなく、メリハリのある美しいボディラインを手に入れたい」「リバウンドとは無縁の、太りにくい体質になりたい」と本気で願うなら、その答えは明確です。
本記事では、なぜ数あるフィットネスの中で「トレーニング」が最も優先されるべきなのか、その科学的な根拠をヨガやピラティスとの詳細な比較を通じて徹底的に解説していきます。


さらに、トレーニングの効果を最大化するための究極の選択肢、「パーソナルトレーニング」の魅力についても深掘りします。

この記事を読み終える頃には、あなたはもう迷うことなく、理想の自分へ向かう最短ルートを確信しているはずです。

あなたはどれを選ぶ?トレーニング・ヨガ・ピラティスの根本的な違い

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まず、自分に合ったフィットネスを見つけるための第一歩として、トレーニング、ヨガ、ピラティスがそれぞれ「何を目指しているのか」という根本的な目的の違いを理解することが不可欠です。これらは似ているように見えて、実はその起源や哲学、アプローチが全く異なります。

それぞれの特徴を知ることで、あなたの目的と照らし合わせ、最適な選択肢を見極めるための土台を作りましょう。

1-1. トレーニング(筋力トレーニング):”攻め”のボディメイクで理想の身体をデザインする

一般的に「トレーニング」というと、ダンベルやバーベル、マシンなどを使って筋肉に負荷をかける「筋力トレーニング(ウェイトトレーニング)」を指すことが多いでしょう。

このトレーニングの最大の目的は、筋肉量を増やし、筋力を向上させることにあります


  • 目的と哲学: トレーニングの哲学は非常にシンプルで、「身体に意図的なストレス(負荷)を与え、それに対して適応・成長させる」というものです。筋肉は、トレーニングによって微細な損傷を受け、その後の休息と栄養補給によって以前よりも強く、太く回復します(これを超回復と呼びます)。このサイクルを繰り返すことで、筋肉は着実に成長していきます。つまり、トレーニングは、自分の意志で身体を積極的に作り変えていく、いわば”攻め”のボディメイクと言えるでしょう。

    ヒップアップしたいならお尻の筋肉を、くびれを作りたいなら腹斜筋を、というように、特定の部位を狙って集中的に鍛えることで、理想の身体をまるで彫刻のようにデザインすることが可能です。

  • アプローチ: 主に外部からの重量(ウェイト)を利用して、筋肉に強い刺激を与えます。高重量・低回数で行えば筋力アップに、中重量・中回数で行えば筋肥大に、低重量・高回数で行えば筋持久力アップに、というように目的応じて負荷設定を調整できるのが大きな特徴です。

  • キーワード:「パーソナル」との親和性: トレーニングは正しいフォームで行わないと効果が半減するだけでなく、怪我のリスクも伴います。だからこそ、専門家がマンツーマンで指導する「パーソナル」トレーニングとの親和性が非常に高いのです。パーソナル指導を受けることで、安全かつ最短で目標達成を目指せます。

1-2. ヨガ:”心身の調和”を求める、内面へのアプローチ


ヨガは、今から約4500年前の古代インドで生まれた、非常に歴史の深い心身鍛錬法です。その根源は、単なるエクササイズではなく、悟りを開くための修行法でした。現代のヨガは、その宗教的な側面は薄れ、健康法として広く普及していますが、その根底に流れる「心と身体、そして魂を繋げる」という哲学は今も受け継がれています。

  • 目的と哲学: ヨガの最大の目的は、ポーズ(アーサナ)、呼吸法(プラーナーヤーマ)、瞑想(ディヤーナ)を組み合わせることで、心身の調和を図ることです。ポーズを取ることで身体の柔軟性を高め、歪みを整え、呼吸法によって自律神経のバランスを正常化させます。そして瞑想を通じて、心を穏やかにし、ストレスを解放します。身体的な変化だけでなく、精神的な安定や自己との対話といった、内面へのアプローチを非常に重視するのがヨガの特徴です。

  • アプローチ: 主に自重を利用し、様々なポーズを一定時間キープしたり、呼吸に合わせて流れるように動いたりします。筋肉を「大きくする」というよりは、「しなやかに伸ばし、持久力を高める」ことに主眼が置かれます。ハタヨガ、アシュタンガヨガ、ヴィンヤサヨガ、ホットヨガなど、非常に多くの流派が存在し、運動量や目的によって様々な選択が可能です。

1-3. ピラティス:”体の再教育”で機能的な身体へ導くリハビリ発祥メソッド

ピラティスは、20世紀初頭にドイツ人のジョセフ・ピラティス氏によって開発されたエクササイズです。彼自身が病弱だったことから、健康な身体を追求する中でこのメソッドを考案しました。第一次世界大戦中には、負傷した兵士のリハビリテーションのために用いられ、その効果の高さから、ダンサーやアスリートを中心に世界中に広まりました。

  • 目的と哲学: ピラティスの最大の目的は、身体の深層部にある体幹(コア)を強化し、骨格を正しい位置に整えることです。ピラティス氏はこれを「コントロロジー(Contrology)」と呼び、心を使って身体を完全にコントロールすることを目指しました。単に筋肉を鍛えるのではなく、脳からの指令を身体の隅々まで正確に伝える神経系の再教育とも言えます。これにより、姿勢改善、腰痛や肩こりの緩和、しなやかで怪我をしにくい機能的な身体を手に入れることを目指します。

  • アプローチ: 呼吸法と連動させながら、正確でコントロールされた動きを繰り返し行います。特に、背骨や骨盤の動きに意識を集中させ、インナーマッスル(深層筋)を効果的に鍛え上げます。器具を使わないマットピラティスと、「リフォーマー」などの専用器具を使うマシンピラティスがあります。リハビリが発祥なだけあり、身体への負担を調整しやすく、運動が苦手な人や高齢者でも安全に取り組めるのが特徴です。

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なぜ「トレーニング」が最優先なのか?理想の身体への最短ルート

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ヨガやピラティスにも素晴らしい効果があることは間違いありません。しかし、もしあなたの第一目標が「体脂肪を減らして痩せる」「メリハリのある魅力的なボディラインを作る」といった”ボディメイク”であるならば、トレーニング(筋力トレーニング)を最優先に取り組むべきです。

ここでは、なぜトレーニングが理想の身体への最短ルートと言えるのか、その科学的根拠に基づいた5つの圧倒的なメリットを詳しく解説します。

2-1. 基礎代謝の劇的向上による「リバウンド知らずの痩せ体質」の構築

ダイエットとリバウンドを繰り返してしまう最大の原因は、食事制限のみに頼り、筋肉量が落ちてしまうことにあります。

食事を減らせば一時的に体重は落ちますが、同時に筋肉も失われ、結果として基礎代謝(何もしなくても消費されるカロリー)が低下してしまいます。

基礎代謝が低い体は、消費カロリーが少ないため、少し食べただけですぐに脂肪がつきやすい、いわゆる「燃費の悪い=太りやすい」状態です。

この悪循環を断ち切る唯一の方法が、筋肉量を増やすことです。そして、筋肉量を増やすために最も効果的なのが、言うまでもなく筋力トレーニングです。


  • 筋肉は最大のカロリー消費器官: 私たちの身体の中で、最も多くのカロリーを消費してくれるのが筋肉です。筋肉が1kg増えると、基礎代謝が1日あたり約13kcal〜50kcal増加すると言われています(研究により諸説あり)。数字だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、これが1年、2年と積み重なると、何もしなくても消費するカロリーに大きな差が生まれます。

  • トレーニングがもたらす痩せサイクル: トレーニングを行うことで筋肉量が増加し、基礎代謝が上がります。すると、日常生活を送っているだけで消費するカロリーが増えるため、自然と太りにくい体質へと変化していきます。食事からのエネルギーも効率的に使われるようになり、脂肪として蓄積されにくくなるのです。これは、ヨガやピラティスでは得難い、トレーニングならではの強力なメリットです。長期的な視点で見れば、トレーニングこそがリバウンドを防ぎ、持続可能な理想の体型を維持するための最も確実な投資と言えるでしょう。

2-2. ボディメイクの自由度:理想のラインを自ら創り出す

「お尻を丸く高くしたい」「二の腕のたるみを引き締めたい」「立体的な肩を作りたい」…私たちが抱く身体への願いは非常に具体的です。

この特定の部位を狙って形を整える「部分痩せ」ならぬ「部分作り」を可能にするのが、トレーニングの最大の魅力です。

  • 狙った筋肉を直接刺激: スクワットやヒップスラストでお尻(大臀筋)を、ショルダープレスで肩(三角筋)を、というように、トレーニングは種目によって鍛える筋肉(メインターゲット)が明確です。これにより、「もう少しここにボリュームが欲しい」という願いをピンポイントで叶えることができます。

  • ヨガ・ピラティスとの違い: ヨガやピラティスも全身の筋肉を使いますが、そのアプローチは全身の調和や連動性を重視するため、特定の筋肉だけを意図的に大きくする(筋肥大させる)のには向いていません。あくまでも全身がバランス良く引き締まっていくイメージです。一方、トレーニングは、まるで粘土で作品を作るかのように、自分の身体を理想の形にデザインしていくことができます。この自由度の高さは、他のフィットネスの追随を許しません。

2-3. 成長ホルモンの分泌促進による強力なアンチエイジング効果


トレーニングは、見た目の美しさだけでなく、身体の内側からの若返り、すなわちアンチエイジングにも絶大な効果を発揮します。その鍵を握るのが「成長ホルモン」です。

  • 「若返りホルモン」の分泌を促す: 成長ホルモンは、その名の通り子供の成長に欠かせないホルモンですが、成人にとっても非常に重要な役割を担っています。骨や筋肉の成長を促すだけでなく、体脂肪の分解、肌のターンオーバーの促進、細胞の修復など、多岐にわたるアンチエイジング作用があります。この成長ホルモンは、睡眠中と、そして筋力トレーニング後に最も多く分泌されることが科学的に証明されています。

  • トレーニングがもたらす具体的な効果: 高強度のトレーニングを行うと、乳酸などの代謝物質が筋肉内に溜まります。これを脳が感知すると、「身体が危機的な状況にある」と判断し、修復のために成長ホルモンを大量に分泌するのです。これにより、肌のハリやツヤが改善されたり、体脂肪が燃焼しやすくなったりといった、美容効果が期待できます。トレーニングは、まさに天然の美容液を自ら作り出す行為なのです。

2-4. EPOC(運動後過剰酸素消費量)による脂肪燃焼の持続


トレーニングのすごいところは、運動している時間だけでなく、運動後もカロリー消費が高い状態が続くにあります。

これをEPOC(Excess Post-exercise Oxygen Consumption:運動後過剰酸素消費量)、通称「アフターバーン効果」と呼びます。

  • 燃え続ける身体: 高強度のトレーニングを行うと、体は通常の状態に戻ろうとして、激しく乱れた呼吸や心拍数、体温などを正常化させるために大量の酸素を必要とします。この回復プロセスには多くのエネルギー(カロリー)が使われます。この状態は、研究によればトレーニング後、最大で24時間〜48時間程度持続すると言われています。

  • トレーニングはタイムパフォーマンスが高い: つまり、1時間のトレーニングを行った場合、その効果は1時間で終わるわけではなく、その後丸1日以上、普段よりも多くのカロリーを消費し続けてくれるのです。これは、有酸素運動やヨガ、ピラティスではほとんど見られない、高強度トレーニング特有の現象です。忙しい現代人にとって、これほど時間対効果の高い脂肪燃焼アプローチは他にないでしょう。

2-5. メンタルヘルスへの好影響と揺るぎない自信の獲得


トレーニングの効果は、身体的な側面に留まりません。精神面にも非常にポジティブな影響を与え、日々の生活を豊かにしてくれます。

  • ストレス解消と気分の向上: トレーニングに集中している間は、仕事やプライベートの悩みから解放されます。また、運動によって「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンやエンドルフィンが分泌され、気分を高揚させ、ストレスを軽減してくれます。

  • 成功体験の積み重ね: トレーニングの最大の魅力の一つは、成長が数値で可視化できることです。「先週は5kgのダンベルで10回しかできなかったのが、今週は12回できた」「持ち上げられる重量が増えた」といった具体的な進歩は、明確な成功体験となります。この小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感が高まり、「やればできる」という揺るぎない自信に繋がります。この自信は、トレーニング以外の仕事や人間関係など、人生のあらゆる面であなたを支える力となるでしょう。


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徹底比較!トレーニング・ヨガ・ピラティスの効果とアプローチ

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それぞれの目的や、トレーニングを優先すべき理由が見えてきたところで、さらに具体的な効果や身体へのアプローチ方法を多角的に比較してみましょう。「筋力」「柔軟性」「精神面」「消費カロリー」という4つの観点から、それぞれの長所と短所を明らかにしていきます。これを理解することで、トレーニングを軸としながらも、他のフィットネスをどう組み合わせれば良いかのヒントが見つかるはずです。

3-1. 【筋力へのアプローチ】「作る」トレーニング、「支える」ヨガ、「整える」ピラティス


トレーニング(作る):

  • アプローチ: ダンベルやマシンといった外部の負荷を使い、筋肉に直接的かつ強い刺激を与えて筋線維を破壊し、超回復を促すことで、筋肉を意図的に「大きく・強く」します。

  • 鍛えられる筋肉: 特定の部位を狙い撃ちできるため、お尻や胸などの大きな筋肉(アウターマッスル)のボリュームアップに非常に効果的です。もちろん、やり方次第でインナーマッスルも鍛えられますが、主眼はアウターマッスルの強化と筋肥大にあります。

  • 効果: ボディラインの劇的な変化、筋力の大幅な向上、基礎代謝アップ。

  • ヨガ(支える):

    • アプローチ: 主に自重を使い、ポーズを長時間キープしたり、バランスを取ったりすることで、筋肉の持久力を高めます。負荷としてはトレーニングよりも低いですが、全身の筋肉を連動させて使う能力が養われます。

    • 鍛えられる筋肉: 身体の表面的な筋肉だけでなく、姿勢を維持するためのインナーマッスルにも自然と働きかけます。特に、バランス系のポーズでは体幹の筋肉が常に使われます。

    • 効果: 筋持久力の向上、しなやかで引き締まった筋肉、バランス感覚の向上。

  • ピラティス(整える):

    • アプローチ: 呼吸法と連動させながら、身体の深層部にあるインナーマッスル(特に腹横筋や多裂筋などのコアマッスル)に意識を集中させ、正確な動きを繰り返します。筋肉を「大きくする」のではなく、本来あるべき場所に「整え」、正しく使えるように「再教育」するイメージです。

    • 鍛えられる筋肉: 体幹のインナーマッスルに特化してアプローチします。アウターマッスルへの刺激はトレーニングほど強くありませんが、身体の土台を安定させる筋肉を徹底的に鍛え上げます。

    • 効果: 姿勢改善、腰痛・肩こりの根本改善、身体の安定性向上、機能的な動きの獲得。

  • 3-2. 【柔軟性へのアプローチ】「動的」なトレーニング、「静的」なヨガ、「制御」されたピラティス


  • トレーニング:

    • アプローチ: トレーニング自体が柔軟性を主目的とはしていませんが、正しいフォームで可動域全体を使って動作を行うこと(フルレンジでのスクワットなど)で、動的な柔軟性は向上します。また、トレーニング前後に行うウォームアップやクールダウンのストレッチも柔軟性維持に不可欠です。

    • 限界: ただし、トレーニングだけではヨガのように関節の可動域を極限まで広げるような静的な柔軟性を高めるのは難しいでしょう。筋肉が硬くなりやすい側面もあるため、ケアが重要です。

  • ヨガ:

    • アプローチ: 柔軟性向上におけるスペシャリストと言えます。深い呼吸と共に筋肉の緊張を解きほぐしながら、様々なポーズを通して全身の筋肉をじっくりと伸ばしていきます(静的ストレッチ)。

    • 効果: 関節可動域の拡大、筋肉の柔軟性向上、血行促進、リラクゼーション効果。開脚や後屈など、高い柔軟性が求められるポーズも練習次第で可能になります。

  • ピラティス:

    • アプローチ: 「ストレッチ・ウィズ・ストレングス(強さを伴うストレッチ)」という考え方があり、単に伸ばすだけでなく、コントロールされた動きの中で筋肉の伸縮性を高めていきます。背骨ひとつひとつを動かすような繊細な動きで、身体の隅々まで意識を行き渡らせ、しなやかさを引き出します。

    • 効果: 機能的な柔軟性の向上、しなやかな動きの獲得、怪我の予防。

  • 3-3. 【精神面へのアプローチ】「達成感」のトレーニング、「解放」のヨガ、「集中」のピラティス


  • トレーニング:

    • アプローチ: 重量を上げる、回数を増やすといった明確な目標設定と、それをクリアしていく過程で得られる「達成感」が精神的な支えとなります。目の前のバーベルに集中することで、日常のストレスから解放される効果もあります。

    • 効果: 自己肯定感の向上、ストレス発散、目標達成能力の育成、自信の獲得。アドレナリンやドーパミンの分泌による高揚感。

  • ヨガ:

    • アプローチ: 呼吸に意識を向け、自分自身の内面と向き合う時間を重視します。瞑想を通じて思考の波を鎮め、心身を「解放」することを目指します。

    • 効果: ストレス軽減、リラクゼーション、精神的な安定、自律神経の調整、マインドフルネスの実践。「今、ここ」に集中する感覚。

  • ピラティス:

    • アプローチ: 「動く瞑想」とも呼ばれ、身体の細部にまで意識を張り巡らせ、正確な動きを追求する過程で高い「集中」力が求められます。心と身体の繋がりを再認識し、コントロールする感覚を養います。

    • 効果: 集中力の向上、心身のコントロール感覚、リフレッシュ効果。思考がクリアになる感覚。

  • 3-4. 【消費カロリー】「高強度」のトレーニング、「持続的」なヨガ、「種類による」ピラティス


  • トレーニング:

    • 消費カロリー: 短時間で非常に多くのカロリーを消費します。特に、スクワットやデッドリフトのような多くの筋肉を同時に使うBIG3と呼ばれる種目は、心拍数も上がり、有酸素運動に近い効果も得られます。

    • 特徴: 先述のEPOC(アフターバーン効果)により、運動後も長時間カロリー消費が続くのが最大の強みです。総消費カロリーで言えば、他の2つを圧倒します。

  • ヨガ:

    • 消費カロリー: 流派によって大きく異なります。アシュタンガヨガやパワーヨガ、ホットヨガなどは運動量が多く、かなりのカロリーを消費しますが、リラックス系のヨガは比較的穏やかです。

    • 特徴: 長時間動き続けるものが多く、持続的なカロリー消費が期待できます。ただし、アフターバーン効果はトレーニングほど大きくはありません。

  • ピラティス:

    • 消費カロリー: 一般的に、消費カロリー自体はトレーニングや運動量の多いヨガに比べると低めです。特にマットピラティスは比較的穏やかです。

    • 特徴: マシンピラティス(特にジャンプボードなどを使用する場合)は、有酸素運動の要素も加わり、消費カロリーを高めることができます。しかし、ピラティスの本質はカロリー消費よりも、身体の機能改善にあることを理解しておく必要があります。

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    あなたに最適なのは?目的別・お悩み別診断

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    ここまで、トレーニング、ヨガ、ピラティスの違いを詳しく見てきました。それぞれの長所を理解した上で、あなたの今の目的やお悩みに最もフィットするのはどれか、診断形式で見ていきましょう。そして、なぜ多くの場合でトレーニングが解決策の根幹となるのかを再確認します。

    ケース1:とにかく痩せたい!メリハリのある魅力的なボディになりたい!


  • 結論:最優先は「トレーニング」一択

  • 理由:

    1. 基礎代謝向上: 痩せやすく太りにくい体質を作るには、筋肉量を増やすことが不可欠です。これはトレーニングの独壇場です。

    2. ボディデザイン: ヒップアップやウエストのくびれなど、特定の部位を狙って形作る「ボディメイク」は、トレーニングでしか実現できません。

    3. 脂肪燃焼効率: アフターバーン効果(EPOC)により、運動後もカロリー消費が続くため、最も効率的に脂肪を燃焼させることができます。

  • 組み合わせ提案:

    • メイン: 週2〜3回のパーソナルトレーニング or ジムでのトレーニング

    • サブ: 週1回のヨガで、トレーニングで硬くなった筋肉をほぐし、柔軟性を高める。または、トレーニングのクールダウンにストレッチを念入りに行う。

  • ケース2:長年の肩こりや腰痛がつらい…姿勢を根本から改善したい!


  • 結論:最優先は「ピラティス」が最適。ただし、筋力不足なら「トレーニング」も必須

  • 理由:

    1. コアの強化: ピラティスは、姿勢を支える深層筋(インナーマッスル)を強化し、背骨や骨盤を正しい位置に整えることに特化しています。これにより、痛みの根本原因にアプローチできます。

    2. 身体の再教育: 無意識の体の使い方のクセを修正し、機能的な動きを身につけることで、不調の再発を防ぎます。

  • ただし…

    • 身体を支えるための全体的な筋力が著しく不足している場合、ピラティスの効果を最大限に引き出せないことがあります。その場合は、まず軽い重量から始めるトレーニングで全身の基本的な筋力を養うことが、改善への近道となるケースも多いです。特に、背中(広背筋)やお尻(大臀筋)といった大きな筋肉を鍛えることは、正しい姿勢の維持に直結します。

  • 組み合わせ提案:

    • メイン: 週1〜2回のピラティス(特に専門器具を使うマシンピラティスがおすすめ)

    • サブ: 週1回のパーソナルトレーニングで、姿勢維持に必要な大きな筋肉を安全に強化する。

  • ケース3:仕事や人間関係のストレスがすごい…心身ともにリラックスしたい!


  • 結論:最優先は「ヨガ」がおすすめ

  • 理由:

    1. 自律神経へのアプローチ: 深い呼吸法とゆったりとした動きは、交感神経(興奮モード)から副交感神経(リラックスモード)への切り替えをスムーズにし、自律神経のバランスを整えます。

    2. マインドフルネス: 「今、ここ」の自分の身体や呼吸に意識を集中させることで、頭の中の雑念から解放され、深いリラクゼーション効果が得られます。

  • トレーニングとの関係性:

    • 意外かもしれませんが、トレーニングも強力なストレス解消法です。思い切り体を動かして汗をかく爽快感や、目標を達成する満足感は、精神的なリフレッシュに繋がります。もしあなたがアクティブに動いてストレスを発散したいタイプなら、トレーニングも素晴らしい選択肢です。

  • 組み合わせ提案:

    • メイン: 週1〜2回のリラックス系ヨガ(ハタヨガ、陰ヨガなど)

    • サブ: 週1回のトレーニングで、汗を流して気分転換。ネガティブな感情を発散させる。

  • ケース4:運動経験ゼロの初心者。何から始めればいいか全くわからない…


  • 結論:最初のステップとして「パーソナルトレーニング」が最も安全かつ効果的

  • 理由:

    1. 怪我の防止: 運動初心者が自己流でトレーニングやヨガを行うと、間違ったフォームで体を痛めてしまうリスクが非常に高いです。パーソナルトレーニングなら、専門家が常にフォームをチェックしてくれるため、安全が確保されます。

    2. 成功体験: トレーナーのサポートのもと、着実な成果を実感できるため、運動が「楽しい」「続けたい」と思えるようになります。最初の成功体験は、運動習慣を継続させる上で極めて重要です。

    3. 基礎の習得: パーソナルトレーニングで正しい体の使い方やトレーニングの基礎を学べば、その後、自分でジムに通ったり、ヨガやピラティスのクラスに参加したりする際にも、その知識が大いに役立ちます。

  • その後のステップ:

    • パーソナルトレーニングで運動の基礎と自信をつけた後、自分の目的に合わせて「ボディメイクを極めたいならトレーニング継続」「柔軟性も高めたいならヨガを追加」「姿勢改善もしたいならピラティスを追加」というように、選択肢を広げていくのが理想的な流れです。

  • 下記の記事では、当パーソナルジムにて、約二か月間トレーニングと食事サポートを実施した事例となります。

    今よりも効率的にシェイプアップや筋肉量を増加したいと思っている方は是非ご覧ください。

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    トレーニング効果を最大化する「パーソナル」という究極の選択肢

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    ここまで、ボディメイクを志すならトレーニングが最優先であると繰り返し述べてきました。そして、そのトレーニングの効果を、安全かつ最短で、最大限に引き出すための答えが「パーソナルトレーニング」です。ここでは、なぜパーソナルトレーニングが自己流のトレーニングやフィットネスクラブとは一線を画すのか、その圧倒的なメリットを深掘りし、あなたが投資する価値がある理由を明らかにします。

    5-1. あなただけのために作られる「完全オーダーメイドプログラム」


    私たちの身体は、骨格、筋肉のつき方、体力レベル、生活習慣、そして「なりたい姿」まで、一人ひとり全く異なります。それなのに、誰もが同じトレーニングメニューをこなしていては、最大限の効果が得られるはずがありません。

    • 緻密なカウンセリングから始まる: 優れたパーソナルトレーナーは、トレーニングを開始する前に、あなたの目標や悩み、既往歴、食生活、ライフスタイルなどを詳細にヒアリングします。さらに、姿勢のチェックや簡単な体力測定を行い、あなたの身体の現状を正確に把握します。

    • あなただけの設計図: この情報をもとに、トレーナーは科学的根拠に基づいた、あなただけのトレーニングプログラムを設計します。どの種目を、どのくらいの重さで、何回、何セット行い、どのくらいの休憩を取るのか。すべてが、あなたの目標達成のために最適化されています。これは、雑誌やインターネットに載っている一般的なメニューとは全く異なる、あなた専用の「成功への設計図」なのです。このパーソナルなアプローチこそが、無駄のない最短ルートを実現します。

    5-2. 怪我のリスクをゼロに近づけ、効果を100%引き出す「正しいフォーム」の習得


    トレーニングにおいて、フォームは命です。

    間違ったフォームは、狙った筋肉に効かないばかりか、関節や靭帯に不要な負担をかけ、怪我を引き起こす最大の原因となります。

    • ミリ単位での修正: 自己流では、鏡を見ても自分のフォームが正しいのか判断するのは非常に困難です。パーソナルトレーナーは、専門家の目であなたの動きを常に監視し、「もう少し腰を落として」「肩甲骨を寄せる意識で」「膝がつま先より前に出ないように」と、ミリ単位で的確な修正を加えてくれます。

    • 「効かせる」感覚の習得: 正しいフォームを身につけることで、初めて「今、お尻の筋肉が使われている」「背中に効いている」という感覚が理解できるようになります。このマッスルマインドコネクション(筋肉と意識の繋がり)を確立することが、トレーニング効果を飛躍的に高める鍵です。パーソナルトレーニングは、この最も重要で最も難しい技術を習得するための最高の環境と言えるでしょう。

    5-3. もう挫折しない!二人三脚で乗り越える「モチベーションの維持」


    「ジムに入会したけど、3ヶ月で行かなくなった…」多くの人が経験する挫折です。一人でのトレーニングは、時に孤独で、辛いものです。

    • 最強の伴走者: パーソナルトレーナーは、単にトレーニングを教える人ではありません。あなたの目標を共有し、共にゴールを目指す「最強の伴走者」です。気分が乗らない日も、停滞期に陥ってしまった時も、的確なアドバイスと励ましであなたを支え、前進させてくれます。「あと1回!」というトレーナーの声が、あなたの限界を突破する力を与えてくれるのです。予約制であるため、「行かなければ」という良い意味での強制力が働くのも、継続の助けになります。このパーソナルなサポート体制が、挫折を防ぎ、目標達成へと導きます。

    5-4. 身体は食事でできている「栄養面からのトータルサポート」


    どれだけハードなトレーニングを積んでも、食生活が乱れていては、筋肉は成長せず、体脂肪も減りません。理想の身体は、「運動 × 栄養 × 休養」の3つの要素が揃って初めて作られます。

    • 専門家による食事指導: 多くのパーソナルジムでは、トレーニング指導と並行して、食事管理のアドバイスも行っています。あなたのライフスタイルや好みを考慮した上で、「何を」「いつ」「どのくらい」食べれば良いのか、具体的で実践的な指導を受けることができます。コンビニで選ぶべき商品や、外食時のメニューの選び方など、日々の生活にすぐに活かせるパーソナルなアドバイスは非常に価値があります。これにより、トレーニング効果が加速するのはもちろん、一生役立つ食の知識が身につきます。

    5-5. 忙しい現代人の味方「時間の有効活用と圧倒的効率性」


    「時間がない」を理由に運動を諦めていませんか?パーソナルトレーニングは、そんな忙しい現代人にこそ最適なソリューションです。

    • 凝縮された60分: 自己流でジムに行くと、マシンが空くのを待ったり、どの種目をしようか迷ったりと、意外と無駄な時間が多く発生します。

      パーソナルトレーニングでは、あなた専用のプログラムが組まれているため、セッション中は一切の無駄なく、集中してトレーニングに打ち込めます。凝縮された時間で最大の効果を出すことを目指すため、結果的にタイムパフォーマンスは非常に高くなります。高価に感じる料金も、その効率性と得られる結果を考えれば、むしろ賢い自己投資と言えるでしょう。

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    まとめ:迷いは終わり。最初の一歩は「パーソナルトレーニング」の体験から

    • トレーニングは、筋肉量を増やして基礎代謝を上げ、太りにくい身体を作る唯一の方法であり、あなたの理想通りに身体をデザインできる”攻め”のボディメイクです。

    • ヨガは、心身の調和と柔軟性向上、深いリラクゼーションに優れた効果を発揮します。

    • ピラティスは、リハビリ発祥なだけあり、体幹を強化して姿勢を改善し、機能的な身体を作るプロフェッショナルです。

    それぞれに素晴らしい魅力がありますが、もしあなたがこの記事を読んで、「本気で自分を変えたい」と強く思っているのならその中核に据えるべきは間違いなくトレーニングです。そして、そのトレーニングの効果を最大化し、あなたを成功へと導く最も確実な方法が「パーソナルトレーニング」なのです。

    自己流で時間を無駄にしたり、間違った方法で怪我をしたりする遠回りは、もうやめにしましょう。専門家であるパーソナルトレーナーの知識と経験を借りることが、結果的に最も賢く、最も効率的な自己投資となります。


    多くのパーソナルジムでは、初回限定の体験トレーニングを手頃な価格で提供しています。まずは一度、プロの指導がどのようなものか、自分の身体で体感してみてください。そこで得られる気づきや感覚は、ウェブサイトを眺めているだけでは決して得られない、貴重な財産となるはずです。


    あなたの「なりたい自分」への旅は、もう始まっています。迷いを捨て、覚悟を決め、最初の一歩を踏み出しましょう。その先には、今まで見たことのない、自信に満ち溢れた新しいあなた自身が待っています。

    少しでもお悩みの方は無料カウンセリングから♪

    筋トレは初めて(久々)だし、どのようなことをやるのか少し不安・・という方は無料カウンセリングがおすすめです。


    無料カウンセリングでは、現在のお身体のお悩みをお話いただき「どのような方法で目標達成を目指すのか」を丁寧に説明させていただきます。

    実際に施設の雰囲気を体感できるだけでなく、ご希望の場合はメニューの詳細やトレーニングの進め方などもご紹介いたします。


    見学だけでも随時承っておりますので、どうぞ気軽にお問い合わせください!
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    Training&ConditioningStudio ARCS

    【みらい平店】

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