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2025/06/17
寝るだけで筋肉は育つ!「筋肉」と「睡眠」の超回復戦略
寝るだけで筋肉は育つ!「筋肉」と「睡眠」の超回復戦略
▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等
病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立
みなさんこんにちは。
パーソナルトレーナーの塚本です。
「トレーニングしているのに、思うように筋肉がつかない…」
「プロテインも飲んでいるし、食事にも気を使っているのに、なぜか体の変化が乏しい…」
筋トレに励む多くの人が、一度はこのような壁にぶつかるのではないでしょうか。その原因、もしかしたら「睡眠」にあるかもしれません。
多くのトレーニーが「トレーニング(運動)」と「栄養」の2つを重視しますが、実は筋肉を効率的に成長させるためには、これらと同等、いや、それ以上に「睡眠」が重要なのです。
睡眠は、単なる休息ではありません。酷使した筋肉を修復し、より強く、より大きく成長させるための「ゴールデンタイム」なのです。
この記事では、なぜ睡眠が筋肉の成長に不可欠なのか、睡眠不足がどれほどトレーニング効果を台無しにしてしまうのか、そして筋肉を育てるための理想的な睡眠とは何か、という点について、科学的根拠に基づき、どこよりも詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、あなたは睡眠の重要性を再認識し、日々の睡眠を筋肉成長のための最強のツールへと変えることができるでしょう。今日から実践できる具体的なテクニックも満載ですので、ぜひ参考にして、あなたの筋トレ効果を最大化してください。
なぜ睡眠が筋肉の成長に不可欠なのか?科学が証明する4つの理由
筋力トレーニングとは、意図的に筋肉の線維に微細な損傷を与える行為です。この傷ついた筋肉が、休息と栄養によって修復される過程で、以前よりも少しだけ太く、強くなる現象を「超回復」と呼びます。そして、この超回復が最も活発に行われるのが、他ならぬ「睡眠中」なのです。
睡眠中に私たちの体内では、筋肉を育てるための様々な生理現象が起きています。ここでは、睡眠が筋肉の成長に不可欠である科学的な理由を4つの側面から徹底的に解き明かしていきます。
魔法のホルモン!「成長ホルモン」の分泌がピークに
私たちの体には、筋肉の成長や細胞の修復を促進する「成長ホルモン」という強力な物質が存在します。
この成長ホルモンは、アンチエイジングや美肌効果などでも知られていますが、トレーニーにとってはまさに「筋肉増強ホルモン」とも言える存在です。
そして、この成長ホルモンが1日のうちで最も多く分泌されるのが、睡眠中、特に眠りについてから最初の3時間に現れる「深いノンレム睡眠(徐波睡眠)」の時です。
トレーニングによって傷ついた筋肉細胞の修復や、新しい筋肉を合成するために必要なタンパク質の合成を、この成長ホルモンが強力に後押ししてくれるのです。
つまり、睡眠の質が低かったり、睡眠時間が不足していたりすると、成長ホルモンの分泌量が減少し、せっかくのトレーニング効果が半減してしまう可能性があります。
質の高い睡眠を確保することこそが、成長ホルモンの恩恵を最大限に受け、効率的に筋肉を成長させるための鍵となります。
筋肉の材料を届ける「タンパク質同化」のゴールデンタイム
筋肉の主成分がタンパク質であることは、もはや常識でしょう。
トレーニング後にプロテインを飲むのは、筋肉の材料となるタンパク質を補給するためです。
しかし、摂取したタンパク質が自動的に筋肉になるわけではありません。体内でアミノ酸に分解され、それが筋肉細胞に取り込まれて再合成される「タンパク質同化」というプロセスが必要です。
実は、このタンパク質同化作用も睡眠中に最も活発になります。
睡眠中は、日中の活動でエネルギーを消費することがないため、体は修復と成長のプロセスに集中することができます。成長ホルモンの分泌と相まって、血中のアミノ酸が効率的に筋肉へと運ばれ、筋肉の合成が促進されるのです。
夜寝る前にプロテインを飲む「ナイトプロテイン」が一部で推奨されるのも、この睡眠中のタンパク質同化をサポートするためです。睡眠という絶好のタイミングを逃さず、筋肉に材料を供給し続けることが、バルクアップへの近道と言えるでしょう。
筋肉分解の敵!ストレスホルモン「コルチゾール」を抑制
筋肉を増やすためには、筋肉の合成(アナボリック)を高めるだけでなく、筋肉の分解(カタボリック)を抑制することも非常に重要です。
そして、この筋肉分解を促進してしまう代表的なホルモンが、「コルチゾール」です。
コルチゾールは、ストレスを感じた時に分泌されるため「ストレスホルモン」とも呼ばれます。このホルモンは、体内のタンパク質(つまり筋肉)を分解してエネルギー源に変えようとする働きがあります。
睡眠不足は、体にとって大きなストレスとなります。十分に眠れていないと、コルチゾールの分泌レベルが高いまま維持されてしまい、体が「カタボリック優位」の状態に傾いてしまいます。
これでは、いくらトレーニングを頑張ってプロテインを飲んでも、筋肉が分解されるスピードが合成されるスピードを上回ってしまい、筋肉は増えるどころか減ってしまう可能性すらあるのです。
十分な睡眠は、このコルチゾールのレベルを正常に保ち、筋肉の分解を防ぐための強力な防御策となります。
次のトレーニングへの準備!「筋グリコーゲン」の再補充
トレーニングを行う際、筋肉の主要なエネルギー源となるのが「筋グリコーゲン」です。
これは、食事から摂取した糖質が筋肉内に貯蔵されたものです。ハードなトレーニングを行うと、この筋グリコーゲンは大量に消費されます。
消費された筋グリコーゲンが十分に回復しないまま次のトレーニングに臨むと、エネルギー不足で力が出し切れず、トレーニングの質が低下してしまいます。結果として、筋肉へ十分な刺激を与えることができず、成長の機会を逃すことになります。
この枯渇した筋グリコーゲンを再補充する重要な時間も、やはり睡眠中です。
睡眠中に体は、日中に摂取した栄養素を使って、黙々と次の活動への準備を進めています。十分な睡眠をとることで、筋肉のエネルギーは満タンにチャージされ、翌日のトレーニングで最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。
さらに効率的に筋肉をつけていくためには、パーソナルトレーニングがおすすめです!
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寝不足は努力の無駄!睡眠不足が筋肉に与える壊滅的な影響
「昨日は少し夜更かししてしまったけど、気合で乗り切ろう!」そんな経験はありませんか?
しかし、こと筋肉の成長に関しては、その「気合」が裏目に出てしまうかもしれません。
前章で睡眠が筋肉成長の味方であることを解説しましたが、逆に言えば、睡眠不足は筋肉にとって最大の敵の一つです。
ここでは、睡眠不足があなたの貴重なトレーニング努力をいかに無駄にしてしまうのか、その恐ろしい影響について具体的に見ていきましょう。
筋肉が溶ける?「カタボリック」の加速
最も恐ろしい影響が、筋肉分解(カタボリック)の促進です。前述の通り、睡眠不足はストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を増加させます。
シカゴ大学の研究では、健康な若者男性を対象に、睡眠時間を制限する実験を行いました。その結果、わずか数日間の睡眠不足でも、筋肉の分解を促進するシグナルが強まり、筋肉の合成に関わる遺伝子の働きが鈍くなることが示唆されています。
つまり、寝不足の状態では、体は筋肉を「作る」モードから「壊す」モードに切り替わってしまうのです。
これは、まるで穴の空いたバケツに水を注ぐようなもの。せっかくトレーニングで筋肉を作る努力をしても、睡眠不足によってその筋肉がどんどん分解されてしまっては、元も子もありません。睡眠をおろそかにすることは、自ら筋肉を溶かしているような行為なのです。
「あと1回」が上がらない!トレーニングパフォーマンスの低下
睡眠不足は、翌日のトレーニングパフォーマンスにも直接的な影響を及ぼします。
スタンフォード大学の研究によると、バスケットボール選手に1日10時間の睡眠を数週間続けさせたところ、スプリントのタイムが向上し、シュートの成功率も上がったという結果が出ています。
これは、睡眠が運動能力に深く関わっていることを示す好例です。
睡眠が不足すると、以下のような理由でパフォーマンスが低下します。
- 集中力の散漫: 高重量を扱うトレーニングでは、高い集中力が求められます。睡眠不足による脳の疲労は、この集中力を著しく低下させ、フォームの乱れや気の緩みにつながります。
- 反応時間の遅延: 睡眠不足は神経系の働きを鈍らせ、とっさの判断や反応を遅らせます。これは、怪我のリスクを高める要因にもなります。
- エネルギー不足: 前述の通り、筋グリコーゲンの回復が不十分なため、トレーニングの途中でエネルギー切れを起こしやすくなります。「あと1回」の粘りが効かなくなり、筋肉を限界まで追い込むことが難しくなるでしょう。
結果として、トレーニングの「質」と「量」が共に低下し、筋肉への刺激が不足。成長の機会を大きく損なうことになります。
ジムに行く気力も湧かない…モチベーションの低下
筋肉を継続的に成長させるためには、トレーニングを習慣化することが不可欠です。しかし、睡眠不足は、この「継続する力」すなわちモチベーションさえも奪い去ります。
睡眠不足になると、脳の前頭前野の機能が低下します。この部分は、意欲、計画、自己制御などを司る「脳の司令塔」です。ここの働きが鈍ると、「今日は疲れたからジムは休もう」「面倒くさいな」といったネガティブな感情が湧きやすくなります。
また、睡眠不足は精神的な安定にも影響を与え、イライラしやすくなったり、気分の落ち込みを引き起こしたりします。
このような精神状態で、ポジティブにトレーニングに取り組むことは非常に困難です。睡眠は、筋肉だけでなく、トレーニングを続けるための「心」のエネルギーも充電してくれるのです。
フォームの乱れが命取りに!怪我のリスクが急上昇
睡眠不足による集中力の低下や神経系の疲労は、トレーニング中の怪我のリスクを著しく高めます。特に、スクワットやデッドリフトのような、全身を使い、正しいフォームの維持が極めて重要な種目では、一瞬の気の緩みが深刻な怪我につながりかねません。
睡眠が足りていないと、体を支える体幹の筋肉がうまく機能しなかったり、関節の位置を正確に把握する「固有受容性感覚」が鈍ったりします。その結果、フォームが崩れ、腰や膝といった特定の部位に過度な負担がかかってしまいます。
怪我をしてしまえば、長期間トレーニングを中断せざるを得なくなり、それまで積み上げてきた筋肉を失ってしまうことにもなりかねません。安全に、そして継続的にトレーニングを行うためにも、十分な睡眠は絶対に必要なのです。
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量より質が重要!筋肉を育てるための「理想の睡眠」とは?
「筋肉のためには、とにかく長く寝ればいいんでしょ?」そう考えるのは早計です。
もちろん、ある程度の睡眠「時間」は必要ですが、それ以上に重要なのが睡眠の「質」です。浅い睡眠をだらだらと10時間続けるよりも、質の高い睡眠を7時間とる方が、筋肉の成長にとってはるかに効果的です。この章では、筋肉を効率的に育てるための「理想の睡眠」について、時間と質の両面から掘り下げていきましょう。
あなたに最適な睡眠時間は?「7〜9時間」が一つの目安
最適な睡眠時間には個人差がありますが、多くの研究で、成人に推奨される睡眠時間は一晩に7〜9時間とされています。
特に、日常的にハードなトレーニングを行っている人は、筋肉や神経系の回復により多くの時間を要するため、一般の人よりも長めの睡眠、できれば8時間以上を目指すのが理想的です。
自分の最適な睡眠時間を見つけるには、「目覚ましをかけずに自然に目が覚めるまで寝てみる」という方法を休日に試してみるのがおすすめです。数日間試してみて、すっきりと目覚められ、日中の眠気を感じない時間が、あなたにとっての理想的な睡眠時間である可能性が高いです。
毎日9時間も確保するのは難しい、という人もいるでしょう。しかし、まずは現在の睡眠時間よりも30分でも長く確保することを目指してみてください。そのわずかな差が、筋肉の成長に大きな違いをもたらすはずです。
筋肉成長の鍵を握る「深いノンレム睡眠」
睡眠は、大きく分けて「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、一晩にこのサイクルを4〜5回繰り返します。
- レム睡眠: 脳は活発に活動しており、記憶の整理などが行われる。体は休息状態にある。
- ノンレム睡眠: 脳の活動が低下し、深い休息状態に入る。特に、眠り始めに現れる「徐波睡眠(深いノンレム睡眠)」は、睡眠段階の中で最も深い眠りです。
筋肉の成長にとって特に重要なのが、この「深いノンレム睡眠」です。
なぜなら、筋肉の修復と成長を促す「成長ホルモン」が、この時間帯に集中的に分泌されるからです。
つまり、睡眠の質を高めるということは、この「深いノンレム睡眠」の時間をいかに長く、安定して確保できるか、ということに他なりません。
寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚めたりすると、この重要な深い眠りの段階が妨げられ、成長ホルモンの分泌が阻害されてしまうのです。
心と体の休息「レム睡眠」と筋肉の弛緩
一方のレム睡眠も、筋肉にとって無関係ではありません。レム睡眠中は、骨格筋の活動が極度に低下し、体中の筋肉が完全にリラックスした状態(筋アトニー)になります。
これは、日中の活動やトレーニングで緊張した筋肉を完全に弛緩させ、回復を促進するために非常に重要です。
また、レム睡眠は、運動技能の学習や定着にも関わっているとされています。トレーニングで学んだ正しいフォームや動きの感覚を、脳が整理・定着させる時間とも言えるでしょう。
このように、ノンレム睡眠とレム睡眠は、それぞれ異なる役割を担いながら、共に筋肉の回復と成長に貢献しています。
質の高い睡眠とは、この2つの睡眠がバランス良く、適切なサイクルで繰り返される状態を指すのです。
「睡眠サイクル」を理解して、すっきり目覚める
睡眠は、約90分のサイクルでノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。一般的に、眠りが浅いレム睡眠のタイミングで起きると、すっきりと目覚めやすいと言われています。
例えば、睡眠時間を設定する際に、90分の倍数である6時間、7時間半、9時間などを目安にすると、ちょうどサイクルの終わりに近いタイミングで起きられる可能性が高まります。
最近では、スマートウォッチや睡眠計測アプリなどを使って、自分の睡眠サイクルを可視化することも可能です。
自分の睡眠パターン(深い眠り、浅い眠り、目覚めた回数など)を把握することで、睡眠の質に問題がないかを確認し、改善のための具体的な対策を立てるのに役立ちます。
自分の睡眠を客観的に知ることが、質を高めるための第一歩となります。
下記の記事では、当パーソナルジムにて睡眠の質や重要性を理解していただいたうえで、約二か月間トレーニングと食事サポートを実施した事例となります。
睡眠の質を上げ、今よりも効率的にシェイプアップや筋肉量を増加したいと思っている方は是非ご覧ください。
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今日から実践!睡眠の質を劇的に高める5の超回復戦略
理想の睡眠が筋肉成長に不可欠であることは理解できた。
では、具体的にどうすれば睡眠の質を高めることができるのでしょうか?
特別な道具やサプリメントに頼る前に、まずは日常生活の「習慣」を見直すことが最も重要かつ効果的です。ここでは、誰でも今日から始められる、睡眠の質を劇的に向上させるための10の具体的な戦略をご紹介します。一つでも多く取り入れて、あなたの睡眠を「超回復タイム」へと変貌させましょう。
体内時計を正常化する「就寝・起床時間を一定に」
最も基本的かつ最も重要な習慣です。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、私たちの体に備わっている「体内時計(サーカディアンリズム)」が整います。
体内時計が正常に機能すると、夜になるにつれて自然に眠気を誘うホルモン「メラトニン」が分泌され、朝になると覚醒を促すホルモン「コルチゾール」が分泌されるようになります。
これにより、寝つきが良くなり、朝の目覚めもすっきりします。週末に寝だめをすると、このリズムが崩れてしまい、かえって週明けの体調不良につながることがあります。
休日も平日と±1〜2時間程度の差に留めるのが理想です。
眠りの敵を遠ざける「寝る前のスマホ・PC操作をやめる」
スマートフォンやPC、テレビの画面から発せられる「ブルーライト」は、睡眠の質を低下させる最大の原因の一つです。
ブルーライトは、脳に「まだ昼間だ」と錯覚させ、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を強力に抑制してしまいます。
その結果、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
少なくとも就寝の1〜2時間前には、デジタルデバイスの使用を終え、代わりに読書やストレッチ、音楽を聴くなど、リラックスできる時間に切り替えましょう。
深部体温をコントロールする「リラックスできる入浴法」
質の高い睡眠を得るためには、体温の変化、特に体の内部の温度である「深部体温」のコントロールが鍵となります。
人は、深部体温が下がる過程で眠気を感じるようにできています。そこで効果的なのが、就寝の90分〜2時間前に入浴することです。
38〜40℃程度のぬるめのお湯に15〜20分ほど浸かることで、一時的に深部体温が上がります。そして、入浴後に体温が徐々に下がっていくタイミングでベッドに入ると、スムーズな入眠につながります。
熱すぎるお湯は交感神経を刺激してしまい逆効果なので注意しましょう。
眠りに集中できる環境を作る「最適な寝室環境」
寝室は「睡眠をとるためだけの場所」と割り切ることが重要です。
快適な睡眠環境を整えるために、以下の4つの要素を見直してみましょう。
- 温度・湿度: 夏は25〜26℃、冬は22〜23℃、湿度は通年で50〜60%が快適とされています。エアコンや加湿器・除湿器をうまく活用しましょう。
- 光: 寝室はできるだけ真っ暗にするのが理想です。遮光カーテンを利用したり、豆電球も消したりしましょう。アイマスクの活用も効果的です。
- 音: 生活音が気になる場合は、耳栓やホワイトノイズマシン(静かな雑音を流す装置)を利用するのも一つの手です。
- 香り: ラベンダーやカモミールなど、リラックス効果のあるアロマを寝室で香らせるのも、心地よい眠りを誘うのに役立ちます。
覚醒作用に注意!「カフェイン・アルコールの摂取タイミング」
カフェイン: コーヒーやお茶、エナジードリンクに含まれるカフェインには強力な覚醒作用があり、その効果は4〜8時間持続すると言われています。睡眠への影響を避けるため、カフェインの摂取は遅くとも就寝の6〜8時間前までには済ませておきましょう。
アルコールを摂りながらでも筋肉を効率よくつけたい方にも、パーソナルトレーニングがおすすめです!
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トレーニーの疑問を解決!筋肉と睡眠に関するQ&A
筋肉と睡眠の関係について理解が深まってきたところで、多くのトレーニーが抱くであろう具体的な疑問についてお答えしていきます。巷で囁かれる噂や、自分自身の経験からくる「これってどうなの?」という悩みをここで一気に解決し、あなたの睡眠戦略をさらに完璧なものにしましょう。
Q1. 昼寝は筋トレ効果に有効ですか?
A1. はい、有効ですが「やり方」が重要です。
20〜30分程度の短い昼寝は「パワーナップ」とも呼ばれ、午後の集中力やパフォーマンスを高める効果が科学的に証明されています。トレーニングによる疲労感を軽減し、睡眠不足を補うという意味で、筋肉の回復にもプラスに働きます。特に、夜間の睡眠時間がどうしても十分に確保できない人にとっては有効な手段です。 ただし、注意点もあります。30分以上の長い昼寝は、深い睡眠に入ってしまい、起きた時に頭がぼーっとする「睡眠惰性」を引き起こしやすくなります。また、夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響を及ぼす可能性があるため、昼寝をするなら午後3時まで、時間は15〜20分程度に留めるのがベストです。
Q2. トレーニング直後に寝るのはOK?
A2. できれば、1〜2時間の間隔を空けるのが理想的です。
ハードなトレーニングを行うと、交感神経が優位になり、心拍数や体温が上昇した「興奮状態」になります。この状態でベッドに入っても、体は休息モードに切り替われず、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなったりする可能性があります。 トレーニング後は、クールダウンのストレッチを行ったり、プロテインを飲んでリラックスしたりする時間を設け、心と体を落ち着かせてから就寝するのがおすすめです。少なくとも1時間、できれば2時間ほどの間隔を空けることで、スムーズな入眠と質の高い睡眠につながります。
Q3. 寝る前にプロテインを飲むのは効果的?
A3. はい、非常に効果的です。特に「カゼインプロテイン」がおすすめです。
睡眠中は、筋肉の合成が最も活発になるゴールデンタイムです。この時間帯に筋肉の材料であるアミノ酸が枯渇しないよう、就寝前にプロテインを摂取することは理にかなっています。 特に推奨されるのが「カゼインプロテイン」です。一般的なホエイプロテインが吸収速度が速いのに対し、カゼインプロテインは体内でゆっくりと時間をかけて吸収される(約7〜8時間)という特徴があります。これにより、睡眠中の長時間にわたって、血中のアミノ酸濃度を安定して高く保つことができ、筋肉の分解を防ぎながら合成をサポートし続けてくれます。就寝30分〜1時間前に摂取すると良いでしょう。
Q4. 睡眠サプリメントは使うべき?
A4. まずは生活習慣の改善を。補助的に使うなら成分の理解が重要です。
睡眠の質を改善するサプリメントは数多く存在しますが、安易に頼る前に、まずは本記事で紹介したような生活習慣の改善を徹底することが大前提です。その上で、補助的に利用を検討するのは一つの選択肢です。
例えば、睡眠ホルモンの材料となる「トリプトファン」や、その代謝を助ける「ビタミンB6」、リラックス効果のあるアミノ酸「GABA(ギャバ)」や「テアニン」などが有名です。メラトニン自体もサプリとして存在しますが、日本では医薬品扱いであり、医師の処方が必要です。サプリメントを利用する際は、成分や含有量をよく確認し、依存しないように注意しながら、自分に合ったものを見つけることが大切です。
Q5. どうしても睡眠時間が確保できない時の対処法は?
A5. 「質」を最大限に高める努力と、翌日の過ごし方が鍵です。
仕事の都合などで、どうしても十分な睡眠時間を確保できない日もあるでしょう。そんな時は、限られた時間の中でいかに「睡眠の質」を高めるかに集中しましょう。
- 寝る直前の行動にこだわる: 就寝前のスマホをやめ、リラックスできる音楽を聴く、温かいハーブティーを飲むなど、入眠儀式(スリープセレモニー)を徹底する。
- 寝室環境を完璧にする: 温度、湿度、光、音を最適化し、短時間でも深く眠れる環境を整える。
- 翌日のトレーニング強度を調整する: 無理に高重量を扱わず、フォームを重視した軽めのトレーニングに切り替えるなど、怪我を防ぐ工夫をする。
- 短い昼寝(パワーナップ)を活用する: 上記Q1で解説した通り、短い昼寝で集中力や疲労感を回復させる。
睡眠不足が続いてしまう場合は、トレーニングの頻度や強度を見直す勇気も必要です。睡眠という土台が崩れたままでは、トレーニングという家は建たないことを忘れないでください。
まとめ:最高の筋肉は、最高の睡眠から作られる
本記事では、「筋肉」と「睡眠」という、切っても切れない関係について、あらゆる角度から深掘りしてきました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 睡眠は、成長ホルモンの分泌、タンパク質同化の促進、筋肉分解の抑制など、筋肉の修復と成長に不可欠なプロセスが集中する「ゴールデンタイム」である。
- 睡眠不足は、筋肉分解を促進し、パフォーマンスやモチベーションを低下させ、怪我のリスクを高めるなど、トレーニング効果を帳消しにする壊滅的な影響をもたらす。
- 筋肉を育てるためには、7〜9時間の「時間」の確保と共に、成長ホルモンが分泌される「深いノンレム睡眠」をいかに確保するかという「質」が極めて重要である。
- 睡眠の質は、就寝・起床時間、光のコントロール、入浴法、食事、寝具など、日々の「習慣」を見直すことで劇的に改善できる。
多くの人が、より重いウェイトを上げること、より多くのプロテインを飲むことに意識を向けがちですが、トレーニングの成果を最終的に決定づける最後のピースは、間違いなく「質の高い睡眠」です。
あなたの体は、あなたが眠っている間に、黙々と筋肉を作り、あなたを強くたくましく成長させようと働いています。
その働きを最大限にサポートしてあげることこそ、理想の体を手に入れるための最も賢く、そして確実な戦略と言えるでしょう。
今日から、あなたのトレーニングメニューに「睡眠」という最も重要な種目を加えてみてください。日々の睡眠を見直し、意識を変えるだけで、あなたの筋肉はきっと、今までにないほどの成長で応えてくれるはずです。
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