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2025/08/01
膝の位置で筋肉の動きが変わるスクワットフォームとは?
膝の位置で筋肉の動きが変わるスクワットフォームとは?
▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等
病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立
こんにちは!
パーソナルジムトレーナーの浪方です。
「スクワットは膝が出ちゃダメ」って聞いたことありませんか?でも最近ではその常識が見直されつつあります。
実は、膝がつま先より出ること自体が悪いわけではなく、筋肉への効かせ方や目的によってフォームは変わって当然なんです。
この記事では、初心者でもわかるように、スクワットで膝を出すべきかどうか、深さによる効果の違い、そしておしりに効かせるためのコツを丁寧に解説します。
スクワットの深さによって鍛えられる筋肉は変わる
スクワットの「深さ」は、筋肉の使われ方に大きく影響を与えます。
深くしゃがむほど筋肉への負荷が増えますが、やみくもに深くすればよいわけではなく、目的に応じた深さの調整が必要です。
●ハーフスクワット:膝・太ももメイン
ハーフスクワット(膝が90度の位置まで)は、主に大腿四頭筋(太ももの前)への刺激が強く、膝関節に比較的優しいフォームです。
重心が後ろに残りやすいため初心者に取り組みやすく、関節への負担を減らしつつ筋肉を鍛えられるのに適しています。
●パラレルスクワット:バランス型
パラレルスクワットでは、太ももが床と平行になる程度にしゃがみます。大腿四頭筋・ハムストリングス・臀筋(おしり)をバランス良く刺激できます。
日常動作の中でも役立つ筋肉を同時に鍛えることができ、筋肉の連動性向上にもつながります。
●フルスクワット:おしりと体幹を最大活用
フルスクワットは、股関節をしっかり折り曲げてできる限り深くしゃがむ動作です。
特に大臀筋(おしり)への刺激が最も大きく、筋肉の柔軟性や安定性も要求されるため、中上級者に適しています。
体幹・股関節の可動域が広がり、スポーツパフォーマンスにも好影響を与えます。
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フルスクワットでおしりに効く理由とは?
深くしゃがんだ際におしりの筋肉がしっかり使われるには、解剖学的な理由があります。
それは何なのか、解説していきます。
●股関節の屈曲が大臀筋を最大伸長させる
しゃがむ動作によって股関節が深く折れ曲がると、大臀筋は大きく引き伸ばされます。
この伸長状態から立ち上がることで、筋肉は強く収縮し、大きな力を発揮します。つまり、深くしゃがめばしゃがむほど、おしりの筋肉が強く刺激されるのです。
●膝より股関節を主体に動かす
膝ではなく股関節から先に動き出すフォームにすることで、より大臀筋をターゲットにできます。背筋を伸ばし、膝をつま先より前に出しすぎないバランスを取ることが、筋肉への正確な刺激につながります。
スクワットフォームは目的に応じて選ぶべき
スクワットは一見シンプルな種目ですが、目的によって最適なフォームや深さが異なります。
「筋肥大したいのか」「機能性を高めたいのか」「怪我を避けながらトレーニングしたいのか」によって、膝や股関節の使い方も変わってきます。
スクワットには目的によって様々なポイントがあります。それを覚えるのはなかなか難しいです。
正しくフォームを知りたい方はパーソナルジムがおすすめです。
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●筋肥大目的なら:パラレル~フルスクワット
筋肉を大きくしたいなら、フルスクワット~パラレルスクワットがおすすめです。
筋肉が最大限ストレッチされる位置から力を発揮するため、筋肥大に効果的です。特におしりや太もも全体にバランス良く刺激が入ります。
●膝への負担を避けたいなら:ハーフスクワット
膝が弱い・過去に痛めた経験がある方や高齢者には、ハーフスクワットが有効です。
浅めにしゃがむことで、膝関節の角度が緩やかになり、筋肉を鍛えながら安全に行うことができます。
●スポーツパフォーマンス上げたいなら:フルスクワット+体幹意識
ジャンプ力や走力を高めたい場合、深くしゃがんで股関節と体幹の連動を強化するフルスクワットが最適です。
競技パフォーマンスを意識する場合は、重さよりも可動域とフォームの安定性を重視しましょう。
初心者がやりがちな「膝」に関する間違い
スクワットで最も多くの人が悩むのが「膝の位置」です。
誤ったフォームは膝の痛みを引き起こす原因にもなります。
●膝を過剰に後ろに引こうとしすぎる
「膝をつま先より出すな」という言葉を鵜呑みにして、重心を後ろに引きすぎてしまうと、股関節が正しく使えず、おしりや太ももへの負荷が逃げいてしまいます。これは効果が落ちるだけではなく、腰に負担が集中してしまう危険性もあります。
●逆に、膝を前に出しすぎるとどうなるの?
逆につま先より大きく膝が前に出すぎると、今度は大腿四頭筋に偏った負荷がかかり、膝関節のストレスが増えます。
スクワットにおいては「膝をどこまで出すか」ではなく、「膝と股関節、体幹の連動」が大切です。
●理想的なのは「膝と股関節が同時に動く」
重心は真ん中に置きつつ、膝も股関節もスムーズに連動させて動かすフォームが理想です。
足裏でしっかり地面を踏み、体幹を安定させながら膝と股関節を同時に曲げていくイメージを持つと、自然に正しいフォームに近づけます。
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スクワットのバリエーションで狙う筋肉を変える
スクワットは一つの形だけではなく、さまざまなバリエーションがあります。
それぞれのフォームを使い分けることで、狙う筋肉や強化ポイントを調整することができます。
●スクワット:おしりと太もも裏に強い刺激
股関節を深く折りたたみ、太ももが床と平行よりも下にくるまでしゃがみ込むのがフルスクワットです。臀筋群(おしり)とハムストリングス(太ももの裏)に強く刺激が入り、特にヒップアップや後ろ姿の引き締めに効果的です。
●パラレルスクワット:前ももとおしりのバランス重視
太ももが床と平行になる位置までしゃがむパラレルスクワットは、大腿四頭筋(もも前)とおしりの両方をバランス良く鍛えるフォームです。
一般的な筋トレでは最も多く使われる形で、筋肥大や基礎代謝アップにおすすめです。
●ハーフスクワット:初心者や関節が不安な人向け
膝や腰に不安がある初心者は、ハーフスクワットからスタートして可動域を広げていくのがおすすめです。
フォームを安定させることで、徐々に深さを増やしても安全にトレーニングを進められます。
筋肉に効かせるために意識すべきポイント
ただしゃがむだけでは、筋肉に効かせるスクワットにはなりません。大切なのは、どの筋肉使っているかを意識しながら動作することです。
●足裏全体で地面をとらえる
つま先重心やかかと重心になりすぎないよう、足裏全体(親指・小指・かかと)でしっかり地面を押し返す意識を持ちましょう。
安定した重心が保たれ、筋肉も正しい負荷が伝わります。
●背中を丸めず、胸を張る
猫背になると体幹が崩れ、膝や腰に余計な負担がかかってしまいます。
胸を軽く張り、背中はまっすぐを意識することで、下半身の筋肉にしっかり刺激が入ります。
●下半身の筋肉に集中する
スクワット中に「今、おしりが伸びている」「太ももに効いてる」と感じながら行うことで、神経と筋肉のつながり(マインドマッスルコネクション)が強化され、同じトレーニングでも効き方が全く変わっていきます。
効かせるフォームを身につけるための補助トレーニング
正しいスクワットフォームは一朝一夕では身に付きません。
特に初心者の方や、筋肉の意識がまだ曖昧な方は、以下のような補助種目や練習を取り入れることで、フォームの質を高めていくことができます。
何事にも正しい形があります。トレーニングにおいて形、「フォーム」はとても重要なことです。
正しいフォームができてきて重量がのり、筋肉が大きく成長します。筋肉に良い刺激が入ると体に良い変化をもたらすのです。
ARCSの会員の方はその意識をし大きく結果が変わりました。気になる方は、ぜひご覧ください。
【30代 / 女性】体重-5㎏&ウエスト-8㎝ | お客様の声|牛久市・つくば市・みらい平でパーソナルトレーニングジムはARCSへ
●ゴブレットスクワットでフォーム確認
ダンベルやケトルベルを胸の前に持ち、重心を前方に置いたまましゃがむ「ゴブレットスクワット」は、フォームの安定性を高めるのに最適です。
膝の位置や背中の角度などを自然に修正でき、正しい感覚がつかみやすくなります。
●壁スクワットで膝の出方をチェック
壁の前に立ち、つま先が壁につく距離でスクワットする「ヒップリフト」は膝が極端に前に出ないようにする意識づけに効果的です。
おしりを引きながらしゃがむ練習になり、股関節の可動域改善にも役立ちます。
●ヒップリフトでおしりの活性化
スクワット中におしりに効かせられない人は、事前に「ヒップリフト(グルートブリッジ)」でおしりの筋肉を活性化させましょう。
神経と筋肉のつながりが強まり、スクワット中もおしりが意識しやすくなります。
スクワットの回数・セットの考え方
スクワットは下半身の筋肉に効かせられる優れた種目ですが、やり方を間違えると膝関節に過度な負担がかかるリスクもあります。
膝と筋肉を同時に守り・育てるためのコツを押さえていきましょう。
●膝とつま先の方向を合わせる
スクワット時には、膝がつま先の方向と一致するように動かすことが大切です。
膝が内側に入る「ニーイン」はケガの原因になり、外側に流れても太もも前だけに負担が集中します。
鏡でフォームを確認する、動画でチェックするのも効果的です。
●足裏3点で地面を押す意識を持つ
「かかと」「親指の付け根」「小指の付け根」の3点を床につけ、均等に力を入れて地面を押すようにしゃがみ・立ち上がることで、足のアーチが安定し、膝や腰の負担を軽減できます。結果として、太ももやおしりの筋肉にも効きやすくなります。
●おしりを後ろに引きながらしゃがむ
しゃがむときに、膝を前に出すよりも「おしりを後ろに引く」意識を強く持つと、股関節からしっかり動かすことができ、もも裏(ハムストリングス)やおしり(大臀筋)といった大きな筋肉が働きます。筋肉が主導で動けば、膝の負担は自然と軽減されていきます。
スクワットの正しい姿勢を習得するための注意点
初心者がスクワットに取り組む際には、細かいフォームのポイントにも目を向けておくことが重要です。
●背中は丸めず真っすぐをキープ
腰を丸める「バットウィンク」や逆に反りすぎてしまうと腰痛の原因になります。背中~骨盤を「中立位」に保つよう意識しましょう。
お腹に軽く力を入れ、体幹を安定させると自然とフォームが安定します。
●深さにこだわりすぎず効く範囲で行う
深くしゃがむことでおしりに効くのは事実ですが、柔軟性や筋力が不足している状態で無理に深くしゃがむと、膝や腰に負担がかかります。
まずは、パラレル(太ももが床と平行)を目安に、段階的に深さを出していきましょう。
スクワットで筋肉を最大限に動かす呼吸と意識の使い方
正しいフォームに加えて、「呼吸」と「意識の向け方(マインドマッスルコネクション)」を活用することで、スクワットの筋トレ効果は一段と高まります。
●スクワット中の呼吸法|腹圧を高めるために
スクワットでは腹圧(お腹の内側の圧力)を高めることが、腰や膝を守る鍵になります。
・しゃがむ前に吸う(準備)
しゃがむ直前に鼻から息えを吸ってお腹を膨らませるように意識する。
・しゃがむ間は息を止める(腹圧キープ)
お腹に力を入れて腹圧を保ちつつ、背中と腰の安定性を高めます。
・立ち上がる時にフッと吐く(パワーを出す)
口から細く息を吐くことで、力がしっかり出せるようになります。
この呼吸を意識するだけで、自然と筋肉が主導で動きやすくなり、ケガのリスクも減少します。
●筋肉を感じる|マインドマッスルコネクションを意識
「ただ動作をこなす」のではなく、「今、どの筋肉を使っているか?」を意識しながら動くことで、筋肉への刺激が一気に変わります。
特に効かせたい筋肉は以下の通り:
・大臀筋(おしり):立ち上がる時におしりを締めるように力を入れる
・ハムストリングス(もも裏):しゃがむときに伸ばばされていく感覚を意識する
・大腿四頭筋(もも前):膝が伸びるタイミングで力を入れる感覚を掴む
はじめは難しく感じるかもしれませんが、回数を重ねるごとに感覚が磨かれていきます。
筋肉を「感じて」動かすことで、1回1回のスクワットの効果は何倍にもなります。
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スクワットの深さと目的に合った使い分け
スクワットには深さによって呼び名が変わるバリエーションがあり、それぞれ使われる筋肉が異なります。
初心者でも目的に合わせて適切に選べば、安全かつ効果的に鍛えられます。
●ハーフスクワット|膝が90度までの浅めの動作
・特徴:しゃがむ深さは浅く、膝が90度程度までのフォーム。
・メリット:初心者にも安全で膝への負担が少ない。主に大腿四頭筋(もも前)に刺激。
・目的:筋トレ初心者やフォーム習得段階、または、リハビリ中の方に最適。
●パラレルスクワット|太ももが床と平行になる深さ
・特徴:太ももが床と並行になるくらいまでしっかりとしゃがむ。
・メリット:おしりやもも裏にも効きやすく、全体的な下半身強化が可能。
・目的:バランス良く下半身を鍛えたい人、基礎的な筋力強化をしたい人におすすめ。
フルスクワットでおしりに効く理由
スクワットの深さによって、関与する筋肉の割合が変わります。
特にフルスクワットでは、「大臀筋(おしり)」に対して強い刺激を与えることができます。
●おしりの筋肉(大臀筋)は深くしゃがむことで最大収縮する
・筋肉性質として、大臀筋は股関節を「伸展(立ち上がる動き)」させる時に主に働きます。
・フルスクワットでは、しゃがむ深さによって股関節が大きく屈曲されるため大臀筋が最も引き伸ばされた状態からの収縮が可能になります。
・これが、「筋肉を最大限に動かす」=より大きな刺激が加わるということにつながります。
★筋肉の伸長反射も活用される★
・深くしゃがむことで、大臀筋やハムストリングスが一時的にストレッチされます。
・そこから反射的に収縮することで、より強く立ち上がる動作となり、結果的におしりの筋肉に強い収縮刺激が入るのです。
●初心者がフルスクワットを行う際の注意点
初心者でもフルスクワットの効果を最大限得るためには、以下のポイントに注意しましょう
●フォームの安定が最優先
・背中が丸まったり、膝が内側に入る「ニーイン」にならないよう、正しいフォームを優先。
・無理にしゃがまず、自分の柔軟性や筋力に合わせて可動域を調整。
●可動域を出すためのストレッチが効果的
・股関節、足首、ハムストリングスなど、可動域を妨げる部位の柔軟性が重要。
・スクワット前の動的ストレッチや、フォームチェックを習慣化しましょう。
スクワットの深さは目的で選ぶ!効果的なやり方とは?
スクワットはただやればいいのではなく、目的に合ったフォームや深さを選ぶことで、より効果的に筋肉を鍛えられることができます。
●【筋肥大を狙うなら】フルスクワットがベスト
・対象筋肉:大臀筋・ハムストリングス・大腿四頭筋
・ポイント:
・股関節を深く折りたたむことで、おしりや太もも裏の筋肉をしっかり伸ばしてから縮められる。
・筋繊維への刺激が最大化され、成長ホルモンの分泌も促進。
●【膝への負担が心配な人は】ハーフ~パラレルスクワットで安全に
・対象筋肉:主に大腿四頭筋(前もも)
・ポイント:
・フルよりも膝への角度が浅いため、関節の負担が減る。
・筋トレ初心者や、フォームに自信がない人におすすめ。
●【機能的な動作改善やスポーツパフォーマンス向上】ATGスクワット
・ATG(Ass to Grass)=しゃがめるだけしゃがむスクワット
・対象筋肉:下半身全体+体幹
・ポイント:
・股関節や足首の柔軟性をフルに使い、全身連動の感覚を養える。
・運動神経の向上やケガ予防にも有効。
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まとめ|膝より出す?出さない?より大切なこと
これまでの内容を振り返ると、スクワットで「膝がつま先より出る・出ない」あくまでフォームの一部に過ぎず、自分の目的に合ったフォームと深さを選ぶことが大切です。
・筋肉をしっかり使いたいなら、深くしゃがむフルスクワット
・フォームが安定しないなら、まずはパラレルやハーフから
・おしりに効かせたいなら、股関節の動きに注目
スクワットは「シンプルだけど奥が深い」種目です。ぜひ今日からフォームを見直して、自分の筋肉にしっかり効かせるスクワットに取り組んでみましょう!
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