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2025/04/21

腸が変われば人生が変わる!?腸活がもたらす効果とは

腸が変われば人生が変わる!?腸活がもたらす効果とは

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パーソナルジムARCS代表 上坂 裕一
監修:パーソナルジムARCS代表 上坂 裕一

▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等

病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立

監修者のご紹介はこちら

みなさま、こんにちは!

パーソナルトレーニングジムARCSの市川です。


みなさん「腸活」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「腸活」とは、医療・栄養の専門用語ではなく、健康法やライフスタイルの造語で、「腸内環境を整える活動」という意味す。

腸内環境が整うと、身体がが整い、心も整っていきます。


本記事では、腸活の効果や腸活におすすめの食品や、日常生活に取り入れやすい実践方法をご紹介します。

腸活で腸内環境を整えて、スッキリとした理想の体を目指しましょう!

1.腸内環境とは

腸活=腸内環境を整えることですが、そもそも腸内環境とは何を指すのでしょうか。


私たちの腸の中には、「腸内細菌」と呼ばれる微生物が、100兆個以上も生息しています。

腸内細菌は大腸を中心に住んでいて、その種類は1000種類以上、重さにすると1〜1.5kgにもなると言われています。

この細菌たちの集まりは「腸内フローラ(腸内細菌叢)」とも呼ばれ、その名の通りまるで花畑のようにびっしりと敷き詰められています。


腸内には、善玉菌健康をサポートする細菌)、悪玉菌有害な細菌)、日和見菌状況に応じて役割を変える細菌)の3種類の細菌が共存しています。

この細菌たちのバランスが腸内環境を決定します。

2.腸内細菌について

腸内細菌は大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分類されます。


●善玉菌

善玉菌は私たちの健康を守る働きを持ち、ビフィズス菌や乳酸菌などが代表的です。

腸の中を酸性に保って悪玉菌の増殖を抑えたり、免疫力を高めたり、ビタミンを合成したりといった重要な役割を果たしています。


●悪玉菌

悪玉菌は腸の中で腐敗物質や有害なガスを発生させ、腸内環境を悪化させる原因になります。

これらは便秘や下痢を引き起こすだけでなく、腸の炎症や免疫力の低下、さらには太りやすい体質や肌トラブル、精神的な不調にも関係していると考えられています。


●日和見菌

日和見菌は、善玉菌が多ければおとなしくしていますが、悪玉菌が優勢になると悪さをし始める特徴を持っています。

理想的な腸内環境は「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」と言われています。

3.腸活で得られる効果

腸内環境が整う腸活で得られる効果は、体だけでなく心にも大きく関わってきます。


主には以下のような効果が期待されます。

●免疫力の向上

腸には、体全体の約70%もの免疫細胞が集まっていると言われています。

これは、腸が外界とつながっており、日々さまざまな食べ物や菌、ウイルスなどが体内に入ってくる出入り口のような役割を担っているためです。

そのため、腸は体を守るための最大の免疫器官として重要な働きをしています。


善玉菌が優勢な腸内環境では、免疫細胞が過剰に反応するのを抑えつつ、必要なときにはウイルスや細菌などの外敵に素早く対応できるようになります。

整った腸内環境は、インフルエンザや風邪などの感染症にかかりにくくするほか、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状の軽減にもつながるとされています。

逆に、悪玉菌が多くなって腸内環境が乱れると、免疫のバランスが崩れ、病原菌への抵抗力が下がったり、アレルギー反応が過剰になったりするリスクが高まります。


つまり、腸内環境を整えることは、感染症やアレルギーの予防にとって非常に効果的であり、私たちの健康の土台を支える大切な要素なのです。

●便通の改善

善玉菌は私たちの体にとって有益な働きをする細菌で、乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌などが代表的です。

善玉菌が腸内で増えることで、腸の蠕動運動が活発になり、便秘や下痢といった排便トラブルの改善が期待できます。

善玉菌は、食物繊維やオリゴ糖などをエサにして腸内で発酵を行い、短鎖脂肪酸と呼ばれる物質をつくり出します。

代表的な短鎖脂肪酸には酪酸酢酸、プロピオン酸などがあり、これらは腸の粘膜や筋肉のエネルギー源となって腸を元気に保つ働きをします。

さらに、短鎖脂肪酸には腸の神経を刺激して蠕動運動を促す作用もあるため、腸がしっかりと収縮し、便をスムーズに体外へ送り出す助けになります。

また、善玉菌が作り出す乳酸や短鎖脂肪酸は、腸内を弱酸性に保ち悪玉菌の増殖を抑える役割も果たしています。


悪玉菌が増えると腸内にガスや有害物質がたまり、腸の動きを鈍らせて便秘になったり、逆に腸が刺激されすぎて下痢になったりすることがあります。


便秘の場合、善玉菌が増えると便の水分が適度に保たれ、滑らかに排出されやすくなります。

一方下痢のときには、善玉菌が腸内の炎症を抑えたり、腸の動きを整えたりすることで、過剰な反応を抑える働きもしてくれます。

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●肌の調子が良くなる

便秘の状態では、本来であれば便とともに排出されるはずの老廃物や有害物質が腸内に長くとどまり、悪玉菌によって腐敗が進行します。

この過程で、アンモニアなどの有害物質が発生します。

有害物質は、腸の粘膜を通じて体内に吸収されます。

肝臓で解毒しきれなかった有害物質は血液を通じて皮膚に届き、毛穴の詰まり皮脂の過剰分泌炎症反応を引き起こし、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルにつながります。


また、腸内細菌はエストロゲンの代謝にも関与しており、腸内環境が整っていれば、体内のエストロゲン濃度は適切に保たれます。

しかし、悪玉菌が優勢になって腸内バランスが乱れると、エストロゲンの再吸収が過剰に起き、ホルモンのバランスが崩れることがあります。

過剰なエストロゲンが皮脂腺の働きを刺激し、結果として皮脂の分泌が増加します。

さらに、腸内環境が乱れると、体はそれをストレスとして認識し、副腎からコルチゾールというストレスホルモンが多く分泌されます。

コルチゾールの分泌が長期化すると、体内で炎症が起きやすくなり、肌のターンオーバーが乱れてしまいます

ターンオーバーの乱れは、古い角質が剥がれずに残ることで毛穴の詰まりを招き、そこに皮脂がたまってニキビや吹き出物ができやすくなる原因となります。

また、腸には神経細胞が多く集まっていて、「腸は第二の脳」とも呼ばれるほど、自律神経やホルモン調整に深く関与しています。

腸内環境が悪化すると、自律神経のバランスも崩れやすくなり、ホルモンのリズムや分泌サイクルにも影響が出てしまいます。

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●メンタルの安定

前述した通り、腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、脳と深い関係を持つ臓器です。

腸には約1億個以上の神経細胞が存在し、脳とは独立して働くことができる高度な情報処理機能を持っています。

実際、腸と脳は「腸脳相関」と呼ばれる双方向のネットワークでつながっており、腸内の状態が脳の働きや感情に直接影響を与えることが分かっています。


特に注目されているのが、セロトニンという神経伝達物質の存在です。

セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、感情の安定やストレス緩和に深く関わっています。

このセロトニンの約90%は腸で作られています。

腸内環境が整っていると、セロトニンの分泌がスムーズになり、気分が前向きに保たれやすくなります。

さらに、腸内細菌のバランスが良いと、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられることも研究で示されています。

そのため、腸内環境を整えることで、ストレスに強くなり、不安感やイライラを感じにくくなります。

●ダイエット効果

腸内環境が整っていると、体は栄養を効率よく使い、脂肪を溜め込みにくい痩せやすい体質になります。

これは、腸内にいる善玉菌と悪玉菌、そしてその中間である日和見菌のバランスが大きく関係しています。


肥満の人の腸内には「ファーミキューテス門」という種類の細菌が多く、痩せている人には「バクテロイデス門」が多いという傾向があることが研究からわかっています。

ファーミキューテスは、食べ物から多くのエネルギーを取り出す能力が高いため、同じ食事をしても太りやすくなるのです。

また、腸内環境が整うことで、食欲を抑えるホルモン(GLP-1など)の分泌が活発になる、血糖値の急上昇を防ぎ脂肪の蓄積を防ぐ便通が良くなり老廃物や余分な脂肪を排出しやすくなるとった効果も期待できます。

●生活習慣病の予防

腸内細菌は食物繊維などを発酵させて短鎖脂肪酸を作り出します。

これらはインスリンの働きを助け、血糖値の急上昇を抑える効果があるため、糖尿病の予防につながります。


また、短鎖脂肪酸には、肝臓での脂肪の合成を抑えたり、脂肪の燃焼を促進したりする働きがあります。

これにより、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールの増加を抑えることができ、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを下げます


さらに、腸内細菌が作り出す物質が、自律神経や血管の働きにも影響することが分かってきており、血圧のコントロールにも良い影響があるとされています。

腸内で作られた短鎖脂肪酸は、腸から吸収されて全身をめぐり、迷走神経などの神経を刺激することで、自律神経のバランスを整える働きがあるとされています。
特に副交感神経が優位になることで、血管が拡張しやすくなり、血圧が下がりやすい状態になります。

また、短鎖脂肪酸は、血管の内側にある細胞に働きかけて、一酸化窒素という血管を拡張させる物質の産生を促します。

これにより、血管がやわらかくなり血流がスムーズになり結果的に血圧が下がる可能性があります。

4.腸活におすすめの食品

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腸活=腸内環境を整えるというのは、言い換えれば「善玉菌が元気に活動できる環境を育て、維持すること」です。

そのためには、入れる善玉菌)=プロバイオティクス・育てるエサ)=プレバイオティクス・活かす成果)=ポストバイオティクス、という3段階のケアが必要になります。


それぞれを取り入れることができるおすすめの食材をご紹介します。


【プロバイオティクス】=善玉菌そのもの

ヨーグルト(ビフィズス菌や乳酸菌入り)

納豆

キムチ

ぬか漬け

味噌

甘酒(米麹タイプ)

チーズ(ナチュラルチーズ)


【プレバイオティクス】=善玉菌のエサ

食物繊維:ごぼう、ブロッコリー、オートミール、わかめ、寒天、きのこ類、玄米など

オリゴ糖:玉ねぎ、バナナ、にんにく、アスパラガス、大豆製品など


【ポストバイオティクス】=腸内で生まれる良い成分

これは、善玉菌がプレバイオティクスを発酵・分解して作る物質なので、直接摂るというより、プロ&プレバイオティクスをうまく組み合わせることが大切です

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5.日常生活でできる腸活の実践法

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腸活は日々の食事に気を付けるだけでなく、生活習慣自体も重要になります。


次に、日常生活でできる腸活の実践法についてご紹介します。

●起きてすぐコップ1杯の水で腸を目覚めさせる


腸内環境を整える腸活において、朝起きてすぐコップ1杯の水を飲むことは腸を目覚めさせるためにとても重要です。


睡眠中、私たちの体は汗や呼吸を通じて多くの水分を失っており、起床時は軽い脱水状態になっており、このままでは腸の働きも鈍くなりがちです。

そんな状態で水分を摂ることは、体内の水分バランスを整え、腸に水分を行き渡らせるという意味で非常に重要です。

とくに腸にとって大きいのが、蠕動運動を促すきっかけになることです。

起き抜けにコップ1杯の水を飲むと、水が胃に入った刺激で「胃・結腸反射」が起こり、大腸が動き出します。

この反応により、便が直腸へと押し出され自然な排便が促進されるのです。

また、水分が腸内に届くことで、便がやわらかくなり、スムーズに排泄しやすくなります


さらに、善玉菌は水分を利用して短鎖脂肪酸などの有益な代謝物を作るため、適度な水分摂取は腸内環境の改善にもつながります。


飲む水の温度は、冷たすぎるものよりも常温〜白湯程度のやさしい温度がおすすめです。

胃腸を冷やさず、より自然に腸を目覚めさせることができます。

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●朝食をしっかり食べる

朝食をしっかり摂ることは、1日の腸のリズムを整えるうえで非常に大切です。


特に睡眠中は胃腸の働きも休息状態にあるため、朝の食事が腸のスイッチを入れるきっかけになります。

朝食を摂ることで、食べ物が胃に入ると同時に「胃・結腸反射」と呼ばれる反応が起こり、大腸が活発に動き始めます。

これにより蠕動運動が促進され、排便がスムーズに行われるようになります。


また、朝食に食物繊維発酵食品オリゴ糖などを含む食品を取り入れることで、腸内の善玉菌が活性化され、腸内フローラのバランスも整いやすくなります。

これは便秘の予防だけでなく、免疫力の維持やメンタルの安定、代謝機能の向上などにも良い影響を与えます。

●よく噛んでゆっくり食べる

腸内環境を整えるためには、食べるものの質だけでなく、食べ方も重要なポイントです。


なかでも、よく噛んでゆっくり食べることは、腸にさまざまな良い影響を与えます。

まず、よく噛むことで食べ物が細かくなり、唾液としっかり混ざることで消化がスムーズになります。

これにより、未消化のまま腸に届く食べ物が減り、腸内でのガスや毒素の発生を防ぐことができます。

特に食物繊維や発酵食品は、しっかり咀嚼することでその効果がより引き出され、善玉菌の活動を助けるプレバイオティクスやプロバイオティクスとして、腸内でしっかり働くようになります。


また、ゆっくり食べることは、自律神経のバランスにも好影響を与えます。

リラックス時に働く副交感神経が優位になると、腸の蠕動運動が活発になり排便がスムーズになるとともに、腸内フローラの安定にもつながります。


さらに、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、自然と食べ過ぎを防ぐことができます。

過剰な糖質脂質の摂取は腸内環境を乱す要因のひとつであるため、適量をゆっくり食べることは、肥満予防という意味でも腸活に効果的です。

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●朝決まった時間にトイレに行く習慣をつける

腸内環境を整える腸活において、朝の排便リズムを安定させることはとても重要です。


特に、毎朝決まった時間にトイレに行く習慣を持つことで、腸は「この時間に排便する」というリズムを学習し、自然な蠕動運動を習慣化しやすくなります。

私たちの腸は、自律神経によってコントロールされており、規則正しい生活リズムに強く反応します。

朝起きて、朝食を摂り、トイレに行く――この流れを毎日続けることで、「胃・結腸反射」が働きやすくなり、排便が促されるようになります。


また、「行きたくなったら行く」ではなく、「時間を決めてトイレに座る」という習慣をつけることで、腸に排便のチャンスを与えることができるため、便意が起こりやすくなり、便秘の予防にもつながります。

特に便秘気味の人は、この習慣化が腸のトレーニングとして非常に有効です。


さらに、朝は副交感神経がまだ優位にある時間帯でもあり、腸の動きが活発になりやすい時間帯です。

このタイミングを活かして排便を促すことで、腸内に不要な老廃物を溜め込まず、腸内フローラのバランスも保ちやすくなります。

●軽く体を動かす

腸内環境を整える腸活において、食事や睡眠と並んで大切なのが適度な運動です。


とくに軽く体を動かすことは、腸の蠕動運動を促し、便通を整える上でとても効果的です。

腸は、筋肉でできた管状の臓器で、筋肉の収縮によって内容物を先へ送り出す蠕動運動を行っています。

体を動かすことで腹部の筋肉や内臓への刺激が加わり、この蠕動運動が活性化され、排便が促進されるのです。

特に、朝のストレッチウォーキングヨガのような軽い運動は、腸をやさしく目覚めさせ、腸内のリズムを整えるのに最適です。


また、運動は腸内環境に関わる自律神経のバランスを整える効果もあります。

ストレスや不規則な生活は交感神経を過剰に働かせ、腸の動きを低下させますが、軽い運動は副交感神経を優位にし、腸の活動を自然なリズムへと導いてくれます。


さらに、適度な運動には腸内細菌の多様性を高める効果も報告されています。

近年の研究では、運動習慣がある人の腸内には、善玉菌が多く、炎症を抑える短鎖脂肪酸を産生する菌が豊富であることがわかっています。

●毎日同じ時間に寝て起きる

腸内環境を整える腸活において、毎日同じ時間に寝て起きるこも大切です。


腸は、私たちの体内時計と密接につながっていて、一定のリズムで動くことで本来の機能を最大限に発揮する臓器です。
そのため、睡眠時間がバラバラだったり、夜更かしや寝坊が続いたりすると、腸の活動リズムが乱れ、腸内環境にも悪影響を及ぼします。

とくに大腸は、朝の一定の時間に蠕動運動が活発になるように設計されています

つまり、毎日同じ時間に起きて、腸に「今が活動する時間だ」と教えてあげることが、自然な排便や腸の働きを促すうえで不可欠なのです。


また、腸内細菌にも体内時計のような働きがあり、規則正しい生活リズムが整っていると、善玉菌の活動が安定しやすくなることが近年の研究でもわかってきています。


さらに、睡眠の質も腸活と関係があります。

十分な睡眠は、腸内のバリア機能を保ち、腸内フローラの多様性を維持するうえでも重要です。

●ストレスを溜めない

腸内環境を整える腸活において、ストレスを溜めないということは非常に重要です。


腸と脳は、「腸脳相関」と呼ばれる双方向のネットワークでつながっています

つまり、心の状態が腸に影響を与え、腸の状態も心に影響を与える関係です。

ストレスを感じると、脳は自律神経やホルモン系を通じて腸に信号を送り、腸の動きを乱したり、血流を減少させたり、腸内細菌のバランスを崩す原因となります。

これにより、便秘や下痢、ガスの増加、腹痛などの症状が現れることもあります。

実際に、過敏性腸症候群(IBS)など、ストレスが大きく関与する腸の疾患もよく知られています。


さらに、ストレスによって悪玉菌が優位になりやすく、善玉菌が減少することで、腸内環境が乱れ、炎症が起きやすくなったり、免疫力が低下したりするリスクも高まります。
また、腸内で作られるセロトニンの多くは腸で合成されていますが、ストレス状態ではこの生成も阻害され、メンタルバランスがさらに崩れやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。

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●抗生物質や加工食品のとりすぎに注意する

腸内環境を整える腸活において、抗生物質や加工食品のとりすぎに注意することも大切です。


抗生物質は、細菌による感染症を治療するためにとても重要な薬ですが、体にとって良い菌・悪い菌の区別なく広範囲の腸内細菌を殺してしまうという特徴があります。
そのため、抗生物質を服用すると、腸内の善玉菌も大きく減少してしまい、腸内フローラのバランスが崩れることがあります。


その結果、下痢や便秘、腸の炎症、免疫力の低下などが起こる可能性があり、腸活の観点からは、必要以上の服用を避けることが望まれます。

やむを得ず服用する場合は、同時に善玉菌を補う発酵食品ロバイオティクスを意識的に摂ることが推奨されます。


また、加工食品に多く含まれる食品添加物人工甘味料過剰な脂質糖分なども、腸内細菌に悪影響を与えることがわかっています。
これらは善玉菌を減らす一方で、悪玉菌や炎症を促す菌の増殖を助けてしまい、腸内の炎症や腸漏れを引き起こす原因にもなります。


6.まとめ

腸内環境を整えることは、単なる健康法ではなく、心身のバランスを整えるための本質的なセルフケアと言えます。
毎日の食生活を少し見直すだけで、腸内フローラが整い、便通の改善、肌の調子の安定、ストレス耐性の向上など、全身の機能に良い影響をもたらします。

特別なことをする必要はなく、「今日は腸にやさしい食事を意識してみよう」といった小さな意識の積み重ねが、体質や気分の変化につながります。


腸が変われば、人生が変わります!
小さなことからできる腸活をぜひ今日から取り入れてみてください。

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