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2025/03/28
健康長寿を目指す!運動で得られる驚きの効果とは?
健康長寿を目指す!運動で得られる驚きの効果とは?
▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等
病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立
みなさま、こんにちは!
パーソナルトレーニングジムARCSの市川です。
人生100年時代と言われる今、”健康寿命”が重要視されています。
健康寿命は単に生きている年数だけでなく、健康的に過ごせる年数が重要であり、病気や障害に悩まされることなく元気に生活できる期間を意味します。
今回は、運動による効果を解説し、健康的に長生きするために不可欠な運動習慣を身につけるポイントを解説していきます。
1.運動と健康寿命の関係
運動が長寿に与えるメリットは非常に多岐にわたります。
定期的な運動は身体的、精神的、そして社会的な健康に貢献し、健康寿命を延ばす大きな要因となります。
次に、運動がもたらす主な長寿のメリットについて解説していきます。
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●心血管疾患の予防
運動は心臓や血管の健康を改善し、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患のリスクを低減させる可能性があります。
以下に、運動が心血管疾患に与える効果について挙げます。
・血圧を低下させる効果
特に、有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)は、血管の弾力性を改善し、心臓が血液を効率よく送り出せるようになるため、安静時の血圧を低下させる効果があります。
高血圧は心筋梗塞や脳卒中のリスク因子であり、運動によって血圧が正常範囲に保たれることは、心血管疾患の予防に繋がります。
・コレステロール値の改善
定期的な運動は、血中の「悪玉コレステロール」(LDLコレステロール)を減少させ、「善玉コレステロール」(HDLコレステロール)を増加させることが知られています。
これにより、動脈の健康が保たれ、動脈硬化のリスクを減少させることができます。
ある研究によれば、週に150分以上の中等度の運動(ウォーキングや軽いジョギングなど)が、HDLコレステロールを上昇させ、LDLコレステロールを減少させることが確認されています。
・心臓の働きの強化
定期的な運動を行うことで、心臓の筋肉を強化し、心拍数を効率的に保つ能力を向上させます。
これにより、心臓の負担が軽減され、心血管疾患のリスクを減少させることができます。
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●2型糖尿病の予防
定期的な運動はインスリン感受性を高め血糖値をコントロールしやすくしてくれます。
以下に、運動が2型糖尿病の予防や管理につながる理由について挙げます。
・インスリン感受性の向上
特に、有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)や筋力トレーニングはインスリン感受性を高めてくれます。
体内の細胞がインスリンに反応して血糖を取り込む効果があります。
運動中、筋肉細胞がインスリンをより効率的に利用するようになるため、血糖値の管理が容易になります。
特に、週150分以上の中等度運動(ウォーキングやサイクリングなど)を行うことで、インスリン感受性が向上し、2型糖尿病の発症リスクを最大で50~60%減少させることが示された研究があります。
●筋力と骨密度の維持
運動は加齢に伴う筋力低下や骨密度の減少を防ぐ効果が期待できます。
特に、筋力トレーニングや負荷のかかる運動(重量を使った運動やウォーキング)は、骨粗しょう症や筋力低下を予防し、身体の自立を維持します。
・筋力トレーニングによる筋力の維持
筋力トレーニングは、加齢による筋肉量の減少を防ぐのに非常に効果的です。
加齢に伴い、筋肉の量は自然に減少しますが、筋力トレーニングを行うことで筋肉の強度を維持または増加させることができます。
・骨密度の維持と骨粗しょう症予防
重量を使ったウェイトトレーニングや、ウォーキングやジョギングなどの負荷をかける運動は、骨密度を増加させ、加齢による骨粗しょう症のリスクを低減させます。
これらの運動が骨への圧力を増大させ、骨細胞に刺激を与えて骨形成を促進するためです。
ある研究では、脚の筋トレが骨密度を維持するために重要であることが示されています。
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●認知機能の改善と維持
定期的な運動は脳の血流を増加させ、認知症やアルツハイマー病のリスクを減少させる可能性があります。
また、運動は脳の神経細胞を活性化し、神経伝達物質の分泌を促進するため、記憶力や思考力を維持することができます。
以下に、運動が脳にもたらす効果について挙げます。
・脳の血流の増大
運動は脳の血流を増大させることが確認されています。
特に、有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)は、脳への血流を促進し、脳への酸素供給や栄養素の供給向上に繋がります。
これにより、脳の機能が改善され、老化による認知機能の低下が予防されます。
・神経細胞の活性化と神経伝達物質の分泌
運動は脳内の神経細胞を活性化し、神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなど)の分泌を促進します。
これにより、脳内の神経回路が強化され、記憶力や思考力の維持に繋がります。
特に、有酸素運動は神経細胞の成長因子であるBDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌を促進します。
BDNFは脳の神経細胞の成長や修復を助け、神経回路を強化します。
・認知症やアルツハイマー病の予防
運動は脳の血流を改善し、神経細胞の成長を促進することで、認知症やアルツハイマー病の進行を遅らせることが期待できます。
また、運動は炎症反応を減少させ、酸化ストレスを抑えることで、脳の老化を遅らせます。
●免疫機能の強化
適度な運動は風邪や感染症の予防に役立ちます。
以下に、運動が風邪や感染症の予防に役立つ理由を挙げます。
・免疫系の強化
特に、中等度の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)は、白血球やナチュラルキラー細胞(NK細胞)、T細胞などの免疫系細胞の活性を高め、感染症に対する防御力を強化します。
運動によりこれらの免疫細胞がより速く血液中に移動し、病原体と戦う準備が整います。
過剰な激しい運動は免疫力を一時的に低下させることがありますが、適度な運動は逆に免疫力を高めるとされています。
●精神的な健康の維持
運動はストレスを軽減し、”幸せホルモン”と呼ばれるエンドルフィンの分泌を促します。
これにより、うつ病や不安症の予防や改善が期待でき、精神的な健康が向上します。
以下に、運動が精神的な健康の維持に繋がる理由を挙げます。
・エンドルフィンの分泌
運動による身体的なストレスは、脳に「痛み」や「不快感」を感じさせることがあります。
これに対抗するために、脳はエンドルフィンを分泌し、痛みを和らげたり、精神的な快感を得られるようにします。
●社会的なつながり
運動は単に身体的な健康を促進するだけでなく、社会的な交流や絆を深める効果も持っています。
以下に、運動が社会的なつながりをもたらす理由を挙げます。
・グループ運動への参加によるつながり
集団で行う運動(フィットネスクラス、ウォーキングクラブなど)は、参加者同士の自然な交流を促します。
共同で目標に向かって努力したり楽しんだりすることで、参加者はお互いに強い絆を感じ、社会的なネットワークを築く手助けになります。
これにはエンドルフィンの分泌も一役買っています。
エンドルフィンが分泌されると、幸福感やポジティブな感情が高まり、他者とのコミュニケーションが円滑になりやすくなります。
2.運動習慣を続けるためのコツ
健康長寿を目指すために、運動習慣を続けることは非常に重要です。
しかし、運動習慣を維持するのは時に難しいこともありますよね。
そこで、運動を習慣化するためのモチベーションの維持法と日常生活に取り入れるコツをご紹介します。
●モチベーションの維持法
・目標を設定して小さなステップで進む
最初から大きすぎる目標を設定すると挫折しやすいため、小さな目標を設定しましょう。
最初は「週に2回、30分間歩く」「毎日5分間のストレッチをする」など簡単で達成しやすい目標を立てます。
目標をクリアするたびに自分を褒めることで、ポジティブなフィードバックを得て、モチベーションを維持できます。
・運動後のご褒美を設定する
運動後に楽しみを設けることで、モチベーションを高めることができます。
運動が終わった後に好きな本を読む、リラックスした音楽を聴く、温かいお風呂に入るなど、自分へのご褒美を準備することです。
こうすることで運動が楽しいものとして定着し、続ける意欲が増してくると思います。
・仲間と一緒に運動する
友達や家族、運動仲間と一緒に運動をすることで、楽しさが倍増し、モチベーションが維持しやすくなります。
特に、グループでの運動やチームスポーツは、仲間との絆が強まり、共通の目標を持つことで自然にやる気が湧いてきます。
運動後の交流もモチベーションを保つ大きなポイントです。
・運動のバリエーションを増やす
同じ運動を続けると飽きが来ることがあります。
運動の種類を変えることで体への刺激も変わり、新鮮な気持ちで続けやすくなります。
ジョギングやサイクリング、ダンスやヨガ筋トレなどバリエーションを加えることで飽きずにモチベーションを維持できます。
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●日常生活に取り入れる方法
・歩くことを習慣化する
最も手軽で効果的な運動は歩くことです。
通勤・通学時にバスや車を使う代わりに、駅の1駅分歩く、買い物の際に駐車場を遠くに設定して歩くなど、小さな工夫で歩く機会を増やすことができます。
・階段を使う
エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使うことを習慣にするだけで、下半身の筋力や心肺機能が強化されます。
・家事を積極的に運動に活用
掃除、洗濯、料理などの家事は、実は運動にもなります。
家事を「運動」として捉えることで、楽しみながら体を動かすことができます。
・定期的に立って座っている時間を減らす
1時間に1回は立ち上がって歩いたり、軽いストレッチをすることを心がけましょう。
仕事中にスタンディングデスクを使ったり、会議や電話の時に立ったままでいるのも効果的です。
3.まとめ
運動は、体と心の健康をサポートしてくれ、生活習慣病の予防や健康の維持に貢献します。
健康寿命を延ばすために日常生活に運動を取り入れることは、非常に重要だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
小さなことから取り組み日常生活に上手に取り入れて、運動を習慣化して健康な心身で楽しい人生を送りましょう!
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