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2025/09/01

トレーニング中のあくび原因と強度・睡眠改善方法とは?

トレーニング中のあくび原因と強度・睡眠改善方法とは?

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パーソナルジムARCS代表 上坂 裕一
監修:パーソナルジムARCS代表 上坂 裕一

▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等

病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立

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こんにちは!

パーソナルジムトレーナーの浪方です。


トレーニング中に突然あくびが出てしまう経験はありませんか?「眠いのかな?」と思いがちですが、実はトレーニングの強度や睡眠の質、さらには酸素不足などが原因となることがあります。あくびは体内からのサインであり、放置すると集中力やパフォーマンスの低下につながることもあります。

この記事では、トレーニング中にあくびが出る原因を解説し、あくびを防ぐための対策や睡眠の質を改善する具体的なポイントを紹介していきます。正しく理解して対策することで、より効率的に筋肉を鍛え、トレーニング効果を最大化していきましょう。

あくびとは何か?

あくびとは、脳の温度を調整したり、覚醒状態を促進する役割を持つ、口を大きく開けて深い呼吸をする生理現象です。

疲労、眠気、退屈、緊張時に誘発されることが多いですが、これら以外にも脳の状態を変化させるスイッチのような働きをしていると考えられており、その詳細なメカニズムはまだ完全に解明されていません。


あくびの種類とは?


あくびには、2種類存在します。「通常のあくび」「生あくび」があります。

●通常のあくび

通常のあくびとは、疲労や睡眠不足を感じたときにおこる自然な生理現象で、脳の活動をリフレッシュさせたり、眠気を軽減させたりする働きがあります。退屈な時や、眠気と覚醒の狭間に出やすく、副交感神経が優位になっている時に起こりやすいのが特徴です。

●生あくび

生あくびとは、眠気や疲れがないにも関わらず、突如として出るあくびのことです。これは、脳の温度調節や覚醒を促す体の防衛反応、自律神経のバランス調整、あるいは脳への酸素不足などが原因と考えられています。緊張やストレス片頭痛の予兆脳梗塞や脳腫瘍といった重篤な病気の可能性もあるため、頻繁に生じる場合や、手足のしびれ・麻痺・ふらつきなどの症状を伴う場合は、早急に医療機関を受診することが重要です。

トレーニング中にあくびが出るのはなぜ?

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トレーニング中に突然あくびが出てしまうと「疲れているのかな?」「集中力が切れている?」と不安になる人も多いでしょう。実はあくびは、単なる眠気のサインだけではなく、トレーニング強度や体の状態を反映する重要なサインでもあります。

●酸素不足によるあくび

トレーニング強度が高まると、筋肉が大量の酸素を必要とします。

しかし、呼吸が浅くなると脳が酸素不足に陥り、あくびで一気に酸素を取り込もうとするのです。脳の酸素不足は、呼吸が浅くなることや貧血、閉め切った部屋などの環境因子によって生じます。頻繁なあくびは脳の酸素不足のサインである場合があるため、適度な休憩や深呼吸を取り入れて脳への酸素供給を改善することが大切です。

●自律神経の切り替え反応

強度の高いトレーニンングは交感神経が優位になります。その後、体をリラックスさせようと副交感神経が働き、あくびが出ることもあります。これは自然な調整反応です。緊張やストレスによる自律神経の乱れをリセットする反応とも考えられ、脳への酸素供給を増やすことで活動モードへの切り替えを助けます。

あくび=追い込めているサインなのか?


あくびが出ると「しっかり追い込めている証拠」と言われることがあります。確かに強度が高く、酸素消費が大きいと出やすくなります。

しかし、必ずしも「あくび=効果的なトレーニング」とは限りません。実際には体調や睡眠不足など、別の要因が影響していることも多いのです。

●トレーニング強度が適切な場合

トレーニング強度の高いセット中やインターバル中に出るあくびは、身体が追い込まれている証拠もあります。特に無酸素運動時に酸素不足が関係しているケースが多いです。トレーニング中にあくび出るのは、筋トレで筋肉に血液が集中し、体全体の酸素が不足する「酸欠状態」が原因で、それを解消しようとする生理現象です。これは、筋肉を多く使うことで血流が増え、呼吸が追いつかないことで生じるものです。トレーニング強度が適切であればあくびは出にくい傾向がありますが、体が「酸素不足だよ」と知らせるサインでもあります。

●疲労や睡眠不足が原因の場合

一方で、睡眠不足や過度の疲労によってもあくびは頻発します。この場合は強度とは関係なく出るため、コンディションを見直す必要があります。

疲労や睡眠不足があくびを引き起こすのは、あくびが脳を覚醒状態に切り替える生理現象であり、脳の疲労回復や酸素不足に対応しようとする働きがあるためです。十分な睡眠が取れていないと脳が覚醒状態を維持できず、集中力や記憶力の低下にもつながるため、睡眠の質は高め規則正しい生活リズムを維持することが重要です。


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あくびが出る他の原因とリスク


トレーニング強度以外にも、あくびが出る要因は複数あります。放置しているとトレーニングの質を下げてしまいまうリスクもあるため注意が必要です。

●水分不足による血流低下

汗をかきすぎるて水分不足になると血流が悪化し、脳に酸素が行きにくくなりあくびが出ます。

水分不足が直接的な原因で血流が低下し、あくびが出る直接的な関係は明記されていませんが、水分不足による血流低下は、貧血や低血圧を引き起こし、これらが脳への酸素不足につながることで、あくびが出やすくなるという間接的な関係が考えられます。脳が十分な酸素を得られないと、体を覚醒させるために酸素を多く取り込もうとする体の反応として、あくびが出るとされています。

●栄養不足によるエネルギー切れ

糖質やビタミン不足によってエネルギー供給が滞ると、集中力低下とともにあくびが増えます。

栄養不足によるエネルギー切れであくびが出やすくなる主な理由は、脳の酸素不足と自律神経の乱れです。バランスの取れていない食事が原因で鉄分が不足すると貧血を引き起こしやすくなり、脳への酸素供給が減るためあくびが出ます。また、栄養の偏りはエネルギー不足や自律神経の乱れを招き、眠気やあくびの原因となることがあります。

●呼吸が浅くなるフォーム

特に高重量トレーニングで息を止めてしまうと酸素不足に直結し、あくびが誘発されることがあります。

トレーニング中に呼吸が浅くなりあくびが出るのは、脳への酸素不足が原因です。筋肉の活動により脳への酸素供給が不足すると、脳が疲労や眠気を感じてあくびが出やすくなります。運動不足で呼吸筋が弱っている場合も同様の現象が起こります。トレーニング以外にも、呼吸が浅くなる場面があり、過集中やマスク着用時の口呼吸で呼吸が浅くなる「隠れ酸欠」にも注意が必要です。


★隠れ酸欠とは:マスク着用による「二酸化炭素過多」と「口呼吸の促進」で酸素不足になりやすいこと、および「姿勢の悪さ」による浅い呼吸が挙げれます。特にスマートフォン操作時の猫背や長時間座ったままでの姿勢、マスク生活でのストレスなども、呼吸を浅くし体内の酸素不足を招く要因となります。

トレーニング中のあくびを防ぐための対策

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あくびを減らすには、生活習慣やトレーニング方法を見直すことが重要です。


●睡眠の質を改善する

寝不足は最大の原因です。深い睡眠を取るためには就寝前のスマホ使用を控え、就寝・起床時間を一定にしましょう。

寝る前にスマホを長時間使用すると、画面から発せられるブルーライトが脳を昼間だと錯覚させ、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制します。これにより寝つきが悪くなり、睡眠が浅くなるなど、あくびを誘発する質の低下につながります。


★メラトニンとは:脳の松果体から分泌されるホルモンで、体内時計を調整し、自然な眠りを促す「睡眠ホルモン」のことです。夜間に分泌量が増え、日中(特に朝)に強い光を浴びると分泌が抑制されます。加齢とともに分泌量が減少し、睡眠障害や体内時計の乱れにつながるほか、強力な抗酸化作用を持つことでも知られています。

●呼吸法を意識する

トレーニング中は「吸う・吐く」のタイミングを意識して呼吸を止めないことです。特にスクワットやデットリフトなど大きな動作で意識することが大切です。トレーニング中の呼吸の基本は力入れる時(筋肉が収縮する時)に息を吐き力を抜くとき(筋肉が伸びる時)に息を吸うことです。この「一回一呼吸」のサイクルを意識することで、筋肉に必要な酸素を効率的に供給し、安定したフォームの維持やパフォーマンス向上につながります。呼吸を止めると血圧が上昇したり、筋肉への負荷が不十分になったりするため、息を止めるのは避けるべきです。

●水分と栄養補給する

トレーニング前に糖質を軽く摂取し、水分をこまめに補給することでエネルギー切れや脱水によるあくびを防ぎます。

トレーニング前の食事は、トレーニング開始の2~3時間前に済ませるのが理想です。エネルギー源の炭水化物を中心に、たんぱく質もバランス良く摂りましょう消化に時間がかかる脂質や食物繊維が多すぎる食事を避け、腹八分目を心がけましょう。時間がなく軽食を取る場合は、トレーニング30~1時間前にバナナやプロテインなどでエネルギー補給しましょう。成人は1日に合計2~2.5Lの水分が必要で、そのうち飲み水から摂る量は1.2~1.5L程度が目安です。


トレーニングのコンディションを上げるには、正しい食事が大切です。一緒にARCSで目標達成しましょう。


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睡眠の質を上げるために必要なこと


睡眠は「」だけでなく「」が必要です。睡眠は筋肉の修復・成長・ホルモン分泌・疲労回復に直結するため体調管理やパフォーマンス向上の基盤となります。そして、深い睡眠をしっかり取れると、成長ホルモン分泌や疲労回復、記憶の整理がスムーズに進みます。そのために必要な要素は以下の通りです。


●規則正しい生活リズムを整える

睡眠の質を高める基本は「体内時計」を乱さないことです。


・毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。


・朝は日光を夏場は15分程度冬場は30分程度を目安に浴びて体内時計をリセットをしビタミンDの生成を促す。


・昼寝は20分以内にとどめる。


こうした習慣を意識することで、眠りが浅くなったり夜更かし癖がついたりするのを防げます。

●食事と睡眠の関係に注意する

食事のタイミングや内容も睡眠に影響します。


寝る直前の高脂質高糖質の食事は消化に負担をかけ睡眠を妨げる。


・カフェインは6時間以上体内に残るため、夕方以降は控える。


・睡眠を促す「トリプトファン」を含む食材(豆腐・納豆・バナナ・牛乳など)を夕食に取り入れる。


これにより、眠りに入りやすく深い睡眠を得やすくなります。


★深い睡眠徐波睡眠・ノンレム睡眠N3は、就寝から約30分~1時間後に始まり、成長ホルモンの分泌や身体・脳の回復を促す重要な段階のことです。

●寝室環境を変える

眠りを深めるには、寝る環境そのものを快適に整えることが大切です。


・室温は18~22℃、湿度は50~60%が理想。


・寝具は体をしっかり支える硬さと通気性を意識。


・光を遮る遮光カーテンや、外部音を防ぐ工夫も有効。


特に「明るさ」と「温度」は、睡眠の質に直結するために見直す価値があります。

●就寝前のリラックス習慣

寝る前に心身をリラックスさせる習慣を持つと、睡眠の質が向上します。


・ストレッチやヨガで筋肉を緩める。


・白湯やハーブティーで体温をやや上げる。


・スマートフォンやPCのブルーライトを避ける。


交感神経から副交感神経への切り替えをスムーズにすることで、自然に眠気が訪れます。

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まとめ:あくびは体からのサインを見逃さないこと

トレーニング中のあくびは、必ずしも「追い込めている証拠」ではなく、睡眠不足や水分不足、呼吸の乱れなど複数の要因が関係しています。

大切なのは「自分の体のサインを見極めること」です。もしトレーニング強度に関係なく頻繁にあくびが出るなら、体調や生活習慣の改善が必要です。


効果的なトレーニングを続けるためにも、睡眠・栄養・呼吸を見直し、あくびのサインを正しく活用しましょう。

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